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中国人民銀行、企業に仮想通貨取引の取り締まり強化を要求

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update 2022.04.20 12:27
中国人民銀行、企業に仮想通貨取引の取り締まり強化を要求

update 2022.04.20 12:27

仮想通貨取引に関与する口座を閉鎖するよう指示

6月21日、中国人民銀行(The People's Bank of China)【以下、PBoCと称す】が、国内の銀行や決済会社を召喚し、仮想通貨(暗号資産)取引の取り締まりを厳格化するよう求めていることが明らかになった。[1]

先月、国務院がビットコイン(Bitcoin)取引およびマイニングに対する規制を強化すると発表したことを背景に、PBoCは仮想通貨市場への締め付けを強める動きに出ているようだ。今回、PBoCは中国工商銀行(Industrial and Commercial Bank of China)や中国農業銀行(Agricultural Bank of China)、中国郵政儲蓄銀行(Postal Savings Bank of China)などの銀行に加え、主要な決済プラットフォームであるアリペイ(Alipay)に対し、仮想通貨に関与する口座を徹底的にチェックして閉鎖するよう求めたという。

これに関して中国農業銀行は、犯罪行為を根絶するためにデューデリジェンスを強化すると同時に、仮想通貨取引に関わった顧客の口座を直ちに閉鎖すると述べた。一方、アリペイは規制当局に協力することを目的に、監視システムを導入して違法な仮想通貨取引を検出し、それに関与する全ての加盟店をブラックリストに登録すると約束した。

PBoCは仮想通貨が経済や財政を混乱に陥れ、マネーロンダリングなどの犯罪を増加させると批判している。加えて、中国では複数の金融業界団体が金融機関の仮想通貨取り扱い禁止を強調しており、仮想通貨を徹底排除する流れが加速している状況だ。内モンゴル自治区で仮想通貨マイニングが禁止されるなど、一部地域ではこの波がマイニング事業者にも波及してきているが、これがどのような影響を及ぼするのか、今後も仮想通貨市場での展開を見守っていきたい。

release date 2021.06.23

ニュースコメント

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中国の影響でビットコイン価格が暴落


今月21日、ビットコイン価格は約3万5,500ドルから約3万1,000ドル付近まで下げ、再び主要な下値支持線となっている3万ドルに迫る動きを見せた。ジャーナリストのコリン・ウー氏は、このビットコイン価格の暴落が中国のFUD(Fear, Uncertainty, Doubt)ニュースによるものだと断定し、中国政府による強権発動が仮想通貨市場に大きなインパクトを与えたとの考えを示している。今回、中国政府はバイドゥ(Baidu)やウェイボー(Weibo)などのSNS上で仮想通貨関連のアカウントを一掃するなど、半ば強引な方法で国民から仮想通貨を遠ざけようとしているという。ビットコインの大型アップグレードTaprootの実施が決定されるなどのポジティブな材料も出てきているが、同仮想通貨価格はどのように推移していくのか、今後も中国と仮想通貨市場の関係性に注目していきたい。


Date

作成日

2021.06.23

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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