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ゴールドマンサックス、仮想通貨デスクを再開する可能性

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update 2021.08.31 15:31
ゴールドマンサックス、仮想通貨デスクを再開する可能性

update 2021.08.31 15:31

グローバルマーケット部門の一部としてチームを編成

大手投資銀行のゴールドマンサックス(本社:本社:200 West Street New York, NY 10282 United States[1])が、3月中旬頃に仮想通貨デスクを再開する可能性があることが明らかになった。[2]

2018年にゴールドマンサックスは仮想通貨を対象としたトレーディングデスクを立ち上げたが、規制面での懸念を理由にその試みを断念している。今回、ゴールドマンサックスはニューヨークでの仮想通貨デスク開設を目指しており、グローバルマーケット部門の一部としてチームを編成しているようだ。この仮想通貨デスクは外国為替や株式を対象としたものと同様の機能を提供し、マーケットメイキングやデリバティブ取引などに対応する可能性があるという。

ゴールドマンサックスのCEOであるDavid Solomon氏は、レガシー決済システムを近代化する取り組みの一環としてトークン化技術やステーブルコインの利用を模索しているようだ。加えて、JPモルガンチェースがJPMコインを開発したことを受け、Solomon氏は同じく独自仮想通貨の立ち上げを検討する可能性があると言及している。報道によると、昨年夏頃から独自仮想通貨の開発に向けてゴールドマンサックスは人員強化を進めているという。

ゴールドマンサックスはカストディサービスなどを含めて本格的な仮想通貨市場への参入を狙っているようだが、それを実現することができるのか、今後も同行の動きに注目していきたい。

release date 2021.03.03

出典元:

ニュースコメント

仮想通貨カストディの需要に対応する米大手金融機関

米国では仮想通貨市場に対する関心が高まっており、電気自動車メーカーのテスラ(Tesla)が15億ドル相当のビットコイン(Bitcoin)を購入するなど、企業がより直接的な形で仮想通貨に投資し始めている。このような流れを背景に、仮想通貨を対象としたカストディサービスの需要が拡大し、大手金融機関がその対応に迫られているようだ。最近では大手銀行のBNYメロンが、Fireblocksと提携して2021年後半までに仮想通貨カストディサービスをローンチすると発表している。これに対してJPモルガンチェースやシティグループなどの競合他社も同様のサービスを立ち上げる意向を示しているという。SECが未登録の仮想通貨カストディアンに猶予期間を与えて当局の承認を得ることを求めるなど、仮想通貨市場の統制強化が進められているが、これら大手金融機関の試みは成功するのか、今後も米国での展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2021.03.03

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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