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ゴールドマンサックス、独自仮想通貨の開発に向けて人員強化を計画

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update 2021.08.31 15:32
ゴールドマンサックス、独自仮想通貨の開発に向けて人員強化を計画

update 2021.08.31 15:32

アジアおよび欧州地域で人員を倍増させる予定

大手投資銀行のゴールドマンサックス(本社:本社:200 West Street New York, NY 10282 United States[1])が、独自仮想通貨の開発を主導するために、社内の仮想通貨チームを大幅拡大する計画があることが明らかになった。[2]

今月6日の報道によると、ゴールドマンサックスの仮想通貨部門の責任者であるMatthew McDermott氏は、同行が独自仮想通貨のローンチを検討しており、アジアおよび欧州地域で人員を倍増させる計画があることを明確にしたという。実際にMcDermott氏は、JPモルガンチェースの独自仮想通貨であるJPMコイン(JPM Coin)およびブロックチェーンのQuorum開発に貢献したOli Harris氏をチームに迎え入れている。

この試みに関してMcDermott氏は、ゴールドマンサックスが独自仮想通貨の商業的可能性を模索しており、潜在的なユースケースの確立に取り組んでいるとコメントした。また、McDermott氏はゴールドマンサックスが将来的に競合であるJPモルガンチェースやFacebook(フェイスブック)と仮想通貨イニシアチブで協業する可能性があると言及している。

金融業界では、ウェルズ・ファーゴが独自仮想通貨の試験運用を計画するなど、既に多くの企業が具体的なプロジェクトを推進している状況だ。ゴールドマンサックスは仮想通貨活用に関心を示しているようだが、独自仮想通貨の発行は実現するのか、今後も同行の取り組みを見守っていきたい。

release date 2020.08.10

出典元:

ニュースコメント

仮想通貨市場への対応が求められるゴールドマンサックス

これまでゴールドマンサックスは、仮想通貨分野の取り組みに関して沈黙を保ってきたが、UHNW(大口の投資家や富裕層などの総称)からの仮想通貨関連商品を求める声が大きくなり、それに対応せざるを得ない状況に陥っているという。しかしながら組織内部では投資戦略部門がビットコイン(Bitcoin)をポートフォリオに組み込むべきではないとの見解を示すなど、依然として仮想通貨の有効性を否定する者も少なくない。これに関して一部アナリストは、ゴールドマンサックスがビットコインがもたらしたパラダイムシフトの影響を軽視し、ブロックチェーンの利点を理解できていないと批判しているようだ。過去にゴールドマンサックスはNDFの開発に着手したものの、プロジェクト自体が頓挫した経緯があるが、今回、独自仮想通貨の発行を成功に導くことはできるのか、今後もその動向に注目していきたい。


Date

作成日

2020.08.10

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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