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コインベース、ナスダックへの直接上場を申請

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update 2021.08.31 15:31
コインベース、ナスダックへの直接上場を申請

update 2021.08.31 15:31

推定評価額は1,000億ドル

米大手仮想通貨取引所のCoinbase, Inc.(本社:100 Pine Street Suite 1250 San Francisco, CA 94111[1])【以下、コインベースと称す】は2月25日、一般投資家向けであるクラスAの普通株式を上場すべく、米証券取引委員会(US Securities and Exchange Commission, SEC)に証券登録届出書(Form S-1)を提出していたことを発表した。[2]

コインベースは、厳格な上場基準を満たした企業で構成されるナスダック・グローバル・セレクト・マーケット(Nasdaq Global Select Market)に、新株発行による資金調達を伴わない直接上場を行う方針だ。同社のティッカーシンボルは、COINになるという。

2012年に創業したコインベースは、日本を含む世界100か国以上でサービス展開しており、約4,300万人の登録ユーザーを抱える米国有数の仮想通貨取引所だ。同国では事業の透明性や規制対応が大きな課題となり、仮想通貨取引所による株式上場は皆無であったが、コインベースが株式公開に漕ぎ着ければ、米国を拠点とする仮想通貨取引所による初めての上場となる見通しだ。非上場株式を取り扱うナスダック・プライベート・マーケット(Nasdaq Private Market)における取引額から試算したコインベースの推定評価額は770億ドルと見られていたが、直近では、1,000億ドルに達するという。尚、コインベースは2月25日、2012年の創業以来、ビットコイン(Bitcoin)を含む仮想通貨に投資しており、仮想通貨市場の長期的な可能性を強く信じていると述べている。

コインベースの大型上場に市場の注目が集まる中、同社が更なる顧客基盤の拡大に向けて如何なるソリューションを講じるか注目したい。

release date 2021.03.01

出典元:

ニュースコメント

米国市場で有力フィンテック企業の上場が相次ぐ見通し

米国市場では、複数の有力フィンテック企業による株式上場が相次ぐ見通しだ。仮想通貨分野においては、インターコンチネンタル取引所(Intercontinental Exchange, ICE)が手がける仮想通貨先物取引プラットフォームのBakktがSPACとの合併で株式上場を模索しており、評価額は20億ドルを超える可能性があるという。また、2ヶ月で600万人の新規ユーザーを獲得したロビンフッドも、主幹事にゴールドマンサックス証券を指名し、年内のIPO(イニシャルパブリックオファリング)を目指している模様だ。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックをきっかけとして、多くのトレーダーがロビンフッドの投資アプリを利用して取引を活発に行っていることを背景に、同社の評価額も高まっており、大型上場案件として市場から注目が集まっている。2021年は複数の有力フィンテック企業による株式上場計画が浮上する中、各企業が上場を機に、より充実したソリューションを提供することに期待したい。


Date

作成日

2021.03.01

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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