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ロビンフッド、2ヶ月で600万人のオンボーディングに成功

ロビンフッド、2ヶ月で600万人のオンボーディングに成功

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update 2022.08.05 16:26
ロビンフッド、2ヶ月で600万人のオンボーディングに成功

update 2022.08.05 16:26

仮想通貨取引サービスを拡充

シリコンバレーを拠点に取引手数料無料の投資アプリを提供するRobinhood Markets, Inc.【以下、ロビンフッドと称す】は2月25日、2021年に入ってからわずか2ヶ月間で仮想通貨取引を望む新規ユーザーを600万人獲得したことを発表した。[1]

マーケット・インテリジェンス関連ソリューションを提供するSimilarWebによると、2021年1月に300万人以上のユーザーがロビンフッドのアプリをダウンロードしており、これはブローカーの中で過去最高のダウンロード数になるという。尚、ロビンフッドはユーザー数が1,300万人に達した2020年5月以来、顧客数の公表を行っていなかった。

ロビンフッドは仮想通貨取引サービスを拡充しており、現在はビットコイン(Bitcoin)とビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)、ビットコインSV(Bitcoin SV)、ドージコイン(Dogecoin)、イーサリアム(Ethereum)、イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)、ライトコイン(Litecoin)という7種類の仮想通貨を取り扱っている。同社によると、仮想通貨部門は2020年の月次平均で20万人の新規顧客を獲得しており、ピーク時には月間で40万1,000人のオンボーディングに成功したという。

ビットコイン価格の急騰や機関投資家の仮想通貨市場への参入などを背景に、仮想通貨取引を模索するミレニアル世代によるロビンフッドの活用が増加している。同社がミーム株(ネット上で拡散される情報を基に取引される銘柄)や仮想通貨の取引を制限した際、一部のユーザーから不満の声が挙がっていた他、ロビンフッドではシステム障害が度々発生しているが、顧客獲得動向には大きく影響していない模様だ。

尚、取引制限の一因と考えられているドージコインに関しては、Reddit(レディット)のフォーラムであるSatoshiStreetBets(サトシストリート・ベッツ)上でドージコインの取引に関して情報交換がなされた後、一夜のうちに800%超急騰した。また、テスラ(Tesla)の創業者であるElon Musk氏が、米ファッション誌VOGUE(ヴォーグ)を模した偽の雑誌Dogue(ドーグ)の表紙写真をツイートしたことで、価格上昇に拍車がかかっていた。

仮想通貨市場への注目が高まる中、ロビンフッドは関連サービスを拡充することで更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだが、今後も如何なるソリューションを講じるか注目していきたい。

release date 2021.03.01

出典元:

ニュースコメント

ミレニアル世代から高い支持を得る取引手数料無料の投資アプリ

ロビンフッドは取引手数料無料を武器に、ミレニアル世代から圧倒的な支持を得ている。市場で存在感を高めている同世代のトレーダーは、ブローカーの選択に当たり、モバイルを活用したシンプルな投資サービスや手数料の低さを判断基準にしているようだ。ロビンフッドのような取引手数料無料を謳う投資アプリは、米国のみならずグローバルベースで多くのトレーダーから選好されている。例えば、オランダを拠点に取引手数料無料の投資アプリBUX Zeroを提供するBUXはドイツのユーザー数が10万人を突破しており、仮想通貨分野においても手数料無料の取引サービスをローンチしている。また、ミレニアム世代から高い支持を得ているStakeが英国でブローカレッジサービスを開始するに当たり、投資初心者を呼び込むべく、初めは取引手数料を無料としている。一部ブローカーに取引手数料無料サービスを廃止する動きが見られるが、各社の顧客獲得動向を勘案すると、取引手数料無料のサービスを提供するブローカーが選好される展開が続きそうだ。


Date

作成日

2021.03.01

Update

最終更新

2022.08.05

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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