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ドイツ銀行、仮想通貨カストディサービスの立ち上げを計画

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update 2021.08.31 15:31
ドイツ銀行、仮想通貨カストディサービスの立ち上げを計画

update 2021.08.31 15:31

統合的な仮想通貨関連サービスの提供を目指す

ドイツ最大の銀行であるドイツ銀行(本社:Taunusanlage 12, 60325 Frankfurt Am Main Germany[1])が、仮想通貨を対象としたカストディサービスの立ち上げを計画していることが明らかになった。[2]

昨年12月に世界経済フォーラム(World Economic Forum)が発行したレポートの中でドイツ銀行は、仮想通貨市場へのシームレスなアクセスを可能にする、機関投資家向けのカストディプラットフォームを構築していると言及した。現在、ドイツ銀行はDeutsche Bank Digital Asset Custodyと呼ばれるプロトタイプを開発しており、2021年中に最小限の機能を持って同プラットフォームをローンチすることを予定しているという。

また、ドイツ銀行は同プラットフォームを通じて統合的な仮想通貨関連サービスを提供することを見据えており、仮想通貨取引やトークン発行などの段階的な機能実装も計画しているようだ。これに関してドイツ銀行は税務や評価、資産管理、貸付、ステーキングなどのサービスを導入し、最終的にサードパーティ企業のオンボーディングを可能にするオープンバンキングプラットフォームの実現を目指すと語った。加えて、ドイツ銀行は同プラットフォームにKYC(顧客確認)やAML(マネーロンダリング防止)、コンプライアンス、決済利用などを想定したソリューションを実装すると説明した。

ドイツ銀行はクライアントが投資判断に集中できるよう支援することが重要だとの考えを示している。同プラットフォームは差別化された製品を構築する手段としてユーザーエクスペリエンスの向上とシステム実装の簡素化に焦点を当てた存在となることが期待されているが、ドイツ銀行はこのビジョンを実現できるのか、今後も同行の取り組みに注目していきたい。

release date 2021.02.17

出典元:

ニュースコメント

仮想通貨市場の成長を後押しするドイツ

一昨年、ドイツ議会が銀行の仮想通貨取り扱いを許可する法案を可決したのに始め、同国では仮想通貨市場の成長を後押しする形で法整備が進められている。結果的にドイツでは仮想通貨市場が拡大しており、例えば、証券取引所を運営するBoerse Stuttgartがここ1年で、仮想通貨取引アプリであるBISONのユーザー数を10倍にまで伸ばすことに成功しているという。また、BVDHやHauck&Aufhäuserといった老舗銀行も仮想通貨市場への参入を果たすなど、国内の金融業界で仮想通貨を統合する流れが加速している。加えて、大手仮想通貨取引所のバイナンスがCM-Equityと提携してドイツで仮想通貨関連サービスを開始しており、国外からシェア獲得を狙う企業の動きも流動的になってきているようだ。現在、ドイツ政府はデジタルトランスフォーメーションを推し進めているが、この仮想通貨市場の拡大がどのような影響を及ぼすのか、今後も同国での展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2021.02.17

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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