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バイナンス、CM-Equityと提携してドイツ市場に参入

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update 2021.08.31 15:32
バイナンス、CM-Equityと提携してドイツ市場に参入

update 2021.08.31 15:32

今年1月に施行されたライセンス制度に準拠する動き

大手仮想通貨取引所のBinance【以下、バイナンスと称す】は、ドイツでライセンスを保有する投資会社のCM-Equity(本社:Kaufingerstrasse 20 80331 Munich Germany[1])と提携し、同国で仮想通貨関連サービスを提供することを発表した。[2]

CM-Equityは、ドイツ連邦金融監督庁であるBafin(Die Bundesanstalt für Finanzdienstleistungsaufsicht)から仮想通貨カストディのライセンスを取得しており、バイナンスがドイツ市場に参入することを可能にするという。2020年1月に施行された法律に基づき、ドイツでは仮想通貨関連事業者向けライセンス制度が導入されたが、今年2月にBafinはその規制を更に強化している。

バイナンスのCEOであるChangpeng Zhao氏はこのパートナーシップに関して次のようにコメントした。

今回の提携によって、バイナンスは欧州でのサービスを拡大すると同時に、現地の規制への順守を図ることができます。デジタル資産業界の成長、そして欧州の顧客へのサービス拡大のために、CM-Equityと長期的なパートナーシップを締結できることを楽しみにしています。

Changpeng Zhao, CEO of Binance - Binance blogより引用

一方、CM-EquityのCEOであるMichael Kott氏は、同社の仮想通貨プラットフォームがバイナンスに最高の流動性と潤滑なサービスを提供すると言及している。現時点でバイナンスはドイツでどのようなサービスを展開するか明らかにしていないが、今後も同取引所の取り組みに注目していきたい。

release date 2020.07.27

出典元:

ニュースコメント

仮想通貨関連の取り組みに注力するドイツ

これまでドイツは欧州第1位の経済大国であるにも関わらず、仮想通貨分野ではスイスや英国などに遅れをとっていた。しかしながら、昨年末ごろからドイツ国内での仮想通貨関連の取り組みが活発になってきており、ドイツ銀行協会がデジタルユーロ活用を要請するなど、EU(欧州連合)加盟国の中で存在感を示し始めている。また、ドイツ議会が銀行の仮想通貨取り扱いを許可する法案を可決し、金融業界が仮想通貨やブロックチェーン技術を取り込めるようサポートしているようだ。一方、ドイツ当局はビットコイン(Bitcoin)での現金引き出しが可能な仮想通貨ATMを利用停止にするなど、国内の仮想通貨市場を統制する動きも見せている。今回、バイナンスがドイツ市場に参入することは、同国の仮想通貨コミュニティに大きな影響を与える可能性があると言えるが、どのような変化が見られるのか、今後もその展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2020.07.27

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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