作成日
:2021.01.29
2021.08.31 15:31
イーサリアム(Ethereum)財団が支援する開発者チームが、今年中旬までのETH2.0移行に向けて同ブロックチェーンの検証を進めていることが明らかになった。
昨年末、イーサリアムはETH2.0の最初のフェーズであるビーコンチェーン(Beacon Chain)を稼働したが、それに既存のブロックチェーンを統合することを計画しているという。その際にライトクライアントのインフラ構築や、非アクティブなバリデータに対するペナルティの変更、報酬の計算方法の改善に加え、ディフィカルティボム(Difficulty Bomb)またはアイスエイジ(Ice Age)と呼ばれるマイニング難易度調整メカニズムの実装などのアップグレードが施される可能性があるようだ。アイスエイジは経済的なインセンティブを軸に、ブロックチェーンを運用する上で必要だと考えられているが、ビーコンチェーンが問題なく稼働していることを考慮し、ETH2.0立ち上げ後にその要否が判断される見通しとなっている。
ETH2.0のステーキング契約が6億ドルを突破するなど、ビーコンチェーンには多くのバリデータが集まっているが、その参加率も、今月23日に1日平均99.46%という史上最高の水準に達している。相対的にバリデータあたりの報酬は過去7週間の最低値となる0.007235ETHにまで落ち込んでいる状況だ。しかしながらイーサリアム価格が上昇しているため、米ドル基準での報酬額は同期間に81.47%増加した。加えて、バリデータの内訳も仮想通貨取引所やステーキングプールなどの企業と個人とで均衡が取れており、ネットワークは健全な状態を保っているという。
今年に入ってからイーサリアム価格は1,150ドルを記録するなど、好調を維持しているが、ETH2.0の意向に向けてどのような動きを見せるのか、今後もその展開を見守っていきたい。
release date 2021.01.29
最近、DeFi(分散型金融)関連サービスに対する関心の高まりと共に、イーサリアムを対象としたステーキングプールが盛り上がりを見せているようだ。実際に、取引所から大量のイーサリアムが流出してステーキングを目的にロックインされており、同仮想通貨の供給不足を招いているという。トレーダー兼アナリストのAlex Kruger氏は、これがイーサリアムの強気な値動きの要因になっていると言及し、ステーキング需要の拡大がポジティブに作用していることを説明した。また、仮想通貨分析サービスのCrypto Research Reportは、イーサリアム価格がこの流れに乗って2025年までに3,500ドルに到達するとの具体的な予想を公開している。ジェミニがETH2.0のステーキングに対応する方針を示すなど、大手取引所などもこのトレンドを後押ししているが、仮想通貨市場はどのような展開を見せるのか、今後もその動向に注目していきたい。
作成日
:2021.01.29
最終更新
:2021.08.31
米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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