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OANDA、Currencycloudと提携

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update 2022.04.12 18:00
OANDA、Currencycloudと提携

update 2022.04.12 18:00

米国企業を対象とした国際送金サービスを提供

米国の大手海外FXブローカーであるOANDA Corporation(本社:10 Times Square New York NY 10018[1])【以下、OANDAと称す】は1月27日、北米を拠点とする企業を対象とした国際送金サービスを提供すべく、B2B向けのクロスボーダーソリューションを提供するCurrencycloudとパートナーシップ契約を締結したことを発表した。[2]

OANDAが新たに開始するクロスボーダー決済サービスは、OANDA FX Paymentsと呼ばれ、同社の子会社であるOANDA Business Information and Services Inc.によって提供されるという。APIを活用した同サービスは、35通貨に対応しており、OANDAのFXデータサービスを補完するものになる。サービスを利用する企業にとっては、国際送金コストを削減することができるという。Currencycloudが決済テクノロジーを提供し、同社のパートナーであるShift Connectが顧客サポートを担うという。

新サービスの提供開始に際し、OANDAのFXデータサービス部門ヘッドを務めるLucian Lauerman氏とCurrencycloudの共同創業者兼北米部門ゼネラルマネージャーを務めるRichard Arundel氏、Shift ConnectのCEOを務めるDave Kelcher氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

世界有数の海外FXブローカーである我が社は、各企業のキャッシュフロー最適化やリスク管理、収益拡大のサポートに注力しております。そのような中、我々はShift Connect及びCurrencycloudと提携し、世界中の監査法人や税務当局、多国籍企業から信頼される最高クラスの企業向け為替ソリューションとして、OANDA FX Paymentsをリリースしたことを喜ばしく思っております。

Lucian Lauerman, Head of FX Data Services of OANDA - OANDAより引用

Shift Connectと緊密に協働し、OANDA及びFX取引を行う北米のお客様に対し、ユニークなクロスボーダー決済ソリューションを提供していきます。

Richard Arundel, Co-founder and North American General Manager of Currencycloud - OANDAより引用

我が社が市場拡大を図ると共に、Currencycloudとの提携を強化し、グローバル決済を行うOANDAのお客様に対し、独自ソリューションを提供していきます。

Dave Kelcher, CEO of Shift Connect - OANDAより引用

直近では、個人投資家向けのレバレッジ規制が導入されるオーストラリア市場において、OANDAは最大レバレッジ100倍のプロ口座をリリースするなど、積極的にサービスを拡充している。そして今回、同社はCurrencycloudと提携し、コスト削減に寄与する国際送金サービスを提供することで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

release date 2021.01.29

出典元:

ニュースコメント

群雄割拠の決済・送金市場

フィンテック革命により、金融市場全体で革新が進んでいる。中でも決済・送金分野は、数多くのフィンテック企業が関連ソリューションの提供を活発化している一方、顧客満足度の向上を図る既存プレーヤーも、決済サービスの強化に注力している状況だ。直近では、ICM.comがmastercardと提携し、複数の決済手法を容易に利用することができるプリペイドカードとモバイルアプリをリリースした。また、CLSNetにアルファ銀行とFABが加入した他、サンタンデール銀行が1件当たり最大1,000ユーロまで無料で国際送金が可能なクロスボーダー決済プラットフォームである、PagoFXをリリースしている。グローバル決済・送金市場は群雄割拠の様相を呈する中、Alipay(アリペイ)やWeChat Pay(ウィーチャットペイ)などの、中国アプリは米国市場で禁止される見通しだ。今回OANDAが米国企業を対象とした新たな国際送金サービスをリリースしており、今後は同社の顧客利用動向に注目したい。


Date

作成日

2021.01.29

Update

最終更新

2022.04.12

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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