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仮想通貨取引所CoinMENA、バーレーン中央銀行からライセンスを取得

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update 2021.08.31 15:31
仮想通貨取引所CoinMENA、バーレーン中央銀行からライセンスを取得

update 2021.08.31 15:31

シャリーアに則って仮想通貨取引サービスを提供する見通し

バーレーンを拠点とする仮想通貨取引所のCoinMENAは、投資家に仮想通貨市場へのアクセスを提供するために、バーレーン中央銀行(Central Bank of Bahrain)【以下、CBBと称す】から仮想通貨関連企業向けのライセンスを取得したことを発表した。[1]

発表によると、CoinMENAはCBBによって求められる技術および運用、セキュリティ要件を満たしてCrypto Asset Services Company License(カテゴリ2)を取得し、バーレーンおよびアラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、クウェート、オマーンでサービスを提供することが可能になったという。これに伴ってCoinMENAはビットコイン(Bitcoin)、イーサリアム(Ethereum)、リップル(Ripple)、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)、ライトコイン(Litecoin)の5つの仮想通貨を対象に取引サービスをローンチすることを予定している。また、CoinMENAは個人投資家だけでなく、OTC(店頭取引)デスクなどを通じて機関投資家の需要にも対応することが可能だという。

CoinMENAの共同創設者兼マネージングディレクターのDina Sam'an氏は、同取引所がライセンスを取得したことに関して次のようにコメントしている。

CBBからライセンスを取得したことで我が社は、最も堅固で世界的に有名な仮想通貨規制フレームワークの下、ガバナンスやセキュリティ、顧客保護を中核にオペレーションを遂行することができるでしょう。CoinMENAの成長に伴い、より多くの仮想通貨へのアクセスを提供すると同時に、事業地域を拡大しながら世界規模で主要な仮想通貨取引所のひとつとなることを目指します。シャリーアに準拠すると認定された事実は、CoinMENAがクライアントに優位性を提供することに専念し、中東・北アフリカ(MENA)地域の主要なブロックチェーンおよび仮想通貨関連企業になるためのマイルストーンとなります。

Dina Sam'an, Co-Founder and Managing Director at CoinMENA - Zawyaより引用

CBBは仮想通貨市場の不確実性を排除するためにライセンスを発行しており、結果的に仮想通貨関連企業の台頭を後押ししているが、これがどのような成果につながるのか、今後も同国での展開に注目していきたい。

release date 2021.01.27

出典元:

ニュースコメント

イスラム世界で拡大する仮想通貨市場

イスラム法のシャリーアでは金融分野の企業に対して厳格なルールが定められているが、近年、同法律の下で様々な仮想通貨関連企業の取り組みが認められ始めている。今年に入ってからはサウジアラビアのITFCとバングラデシュのCity Bankがイスラム法国で初めてブロックチェーン上での信用状取引を成立させるなど、新興テクノロジーを活用した試みも活発になってきているという。この流れを受けて国外の仮想通貨関連企業が中東地域に進出してきており、例えば、リップル社はドバイに地域本部を設立することで事業展開を図っているようだ。その他には、スイスを本拠に仮想通貨関連事業を展開するX8が中東での仮想通貨発行を承認されるなど、イスラム世界にも仮想通貨の波が押し寄せてきている様子がうかがえるが、これがどのような変化をもたらすのか、今後も同地域での動きを見守っていきたい。


Date

作成日

2021.01.27

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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