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米ロックバンドのポルトガル・ザ・マン、ソーシャルトークンを発行

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update 2021.08.31 15:31
米ロックバンドのポルトガル・ザ・マン、ソーシャルトークンを発行

update 2021.08.31 15:31

ファンエンゲージメントをトークン化する試み

「Feel It Still」や「Rebel Just For Kicks」の楽曲で有名な米ロックバンドのポルトガル・ザ・マン(Portugal. The Man)が、ソーシャルトークンプラットフォームのRallyを通じてPTMコイン(PTM Coin)という名称の独自仮想通貨を発行していることが明らかになった。[1]

ポルトガル・ザ・マンは、ファンエンゲージメントのトークン化を目的に、RallyのCreator Coinと呼ばれるサービスを利用してPTMコインを発行したという。PTMコインの購入者には未発表の楽曲のオーディオアーカイブやライブ配信へのアクセスに加え、Discordのコミュニティに参加する権利が付与されるようだ。Rallyの共同創設者であるMahesh Vellanki氏は、PTMコインが1ドルで売り出され、その後、市場価格で取引されると説明している。

ポルトガル・ザ・マンのベーシストであるZach Carothers氏は、PTMコインを発行した経緯に関して次のように語った。

我々は本当にハードコアなファンに向けてある種の特別なサービスを作りたかったのです。2017年頃からこのような取り組みに興味を持ち、アイデアを練ってきました。この新型コロナウイルス(COVID-19)による強制的なダウンタイムは、我々に選択肢を模索する時間を与えてくれたと思います。

Zach Carothers, the Bass Player of Portugal. The Man - CoinDeskより引用

近年、ボクシング界のスターであるパッキャオがPacを発行するなど、企業や個人がファンとの交流を目的に仮想通貨を利用し始めている。また、プロサッカークラブのFCバルセロナやパリ・サンジャルマンFCと提携しているブロックチェーン企業のChilizがユベントスFCのファントークン取引を開始しており、サッカー人気にあやかってこの流れを加速させているが、これがエンターテイメント業界のトレンドとなるのか、今後も仮想通貨市場の動向を見守っていきたい。

release date 2021.01.18

出典元:

ニュースコメント

コロナ禍で仮想通貨に関心を示すアーティスト達

最近、米国ではラッパーのリル・ヨッティ(Lil Yachty)やリル・パンク(Lil Pump)が、ソーシャルトークンプラットフォームであるFyoozを介して独自仮想通貨を新しく発行しており、仮想通貨市場で注目を集めているという。その他にも、新型コロナウイルスの影響でツアーを開催できないアーティストが、限定コンテンツを提供することと引き換えにファンからサポートを得る手段として、ソーシャルトークンの発行に関心を示しているようだ。近年、仮想通貨市場ではISO(国際標準化機構)と呼ばれるプロセスを通じ、楽曲をブロックチェーン上で収益化するサービスなども登場しており、アーティストはより直接的な形で対価を得ることが可能となっている。既に歌手のエイコンはAkoinの発行に成功し、音楽を超えて様々な分野での活動を実現しているが、アーティストと仮想通貨の関係はどのように発展していくのか、今後もその動向に注目していきたい。


Date

作成日

2021.01.18

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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