作成日
:2021.01.11
2022.04.18 14:42
英国・ロンドンを拠点とする海外FX・CFDブローカーのCapital Index(UK)Limited(本社:King William House 2A Eastcheap London EC3M 1AE
)は1月7日、金融商品市場規則(Markets in Financial Instruments Regulation)【以下、MiFIRと称す】及び欧州市場インフラ規則2.2(European Market Infrastructure Regulation 2.2)【以下、EMIR2.2と称す】において求められるレポーティング規制に対応すべく、コンプライアンス及びデータ分析サービスを提供するSteelEye(本社:5TH FLOOR, 55 STRAND, LONDON, WC2N 5LR )とパートナーシップ契約を締結した。CMEグループが2020年11月30日までに、Abide FinancialとNEX Regulatory Reportingのサービスを停止すると発表したことを受け、多くの金融サービスプロバイダーがMiFIR及びEMIR2.2で求められるレポーティング規制に対応した代替サービスの利用を模索しているという。今回の提携を通じて、Capital IndexはSteelEyeのレポーティングシステムを活用すると共に、規制環境の変化に応じて全ての規制への対応を図る方針だ。
両社の提携に際し、Capital IndexのCEOを務めるMatthew Wright氏とSteelEyeのCEOを務めるMatt Smith氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。
SteelEyeは各規制に対応したコンプライアンスソリューションを提供するだけなく、データやテクノロジーサービスにも注力しております。今回の提携は我が社のニーズを全て満たすものであり、同社と協働してEMIR2.2及びMiFIRで求められるレポーティングソリューションを活用することを楽しみにしております。
Matthew Wright, CEO of Capital Index - SteelEyeより引用
CMEグループが規制対応レポーティング事業の閉鎖を発表した際、我々は多くの企業が即座に代替サービスの利用を求めると見込み、極力効果的且つシームレスにサービスの拡充を図りたいと考えておりました。我が社はCapital Indexと提携し、レポーティングプロセスにおいて付加価値を提供することを喜ばしく思っております。
Matt Smith, CEO of SteelEye - SteelEyeより引用
金融サービスプロバイダー各社が効率的なレポーティングソリューションの活用を模索する中、SteelEyeは積極的に顧客基盤の拡大を図っている。例えば、Ardent FinancialがSteelEyeのソリューションを採用した他、Gold-iがSteelEyeと提携し、顧客のシステムとSteelEyeのレグテックソリューションをリアルタイムに統合するサービスを提供している。
Capital IndexはSteelEyeと提携し、先進的なコンプライアンスツールを活用することで、効率的に規制対応を推進することが期待できそうだ。
release date 2021.01.11
Capital Indexは英国金融行動監視機構(FCA)の規制下において、個人投資家や機関投資家を対象に、FXとCFD、及びスプレッドベッティング取引サービスを提供している。同社ではスプレッドや最低預入金額、最小取引サイズなどに差異を持たせ、アドバンスト口座とプロ口座、及びブラック口座という3種類の口座タイプを用意している。取引プラットフォームに関しては、グローバル投資家から根強い人気を誇るMetaTrader4 (MT4)を導入しており、最大レバレッジ30倍の取引が可能だ。他方で、グローバル当局が多岐にわたる規制策を講じる中、Capital Index以外にも多くの金融サービスプロバイダーがレグテックソリューションの活用を推進している。例えば、eToroがNICE Actimizeのソリューションを採用した他、MetaQuotesは出資先のSumsubと協働して新たなレグテックソリューションの提供を模索している。多くの金融サービスプロバイダーが効率的な規制対応を模索する中、レグテック企業が革新的なソリューションを提供することに今後も期待したい。
作成日
:2021.01.11
最終更新
:2022.04.18
国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー