Select Language

Ardent Financial、SteelEyeのコンプライアンスソリューションを採用

Ardent Financial、SteelEyeのコンプライアンスソリューションを採用

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2023.04.28 17:45
Ardent Financial、SteelEyeのコンプライアンスソリューションを採用

update 2023.04.28 17:45

規制対応プロセスの自動化とリスクの軽減を模索

英国・ロンドンを拠点とする証券ディーラーのArdent Financial(本社:16 Berkeley Street London, W1J 8DZ United Kingdom[1])が、第二次金融商品市場指令【以下、MiFIDⅡと称す】及び市場濫用規則【以下、MARと称す】を効率的に遵守すべく、コンプライアンス及びデータ分析サービスを提供するSteelEye(本社:Third Floor, 1-2 Hatfields London, SE1 9PG, United Kingdom[2] )のソリューションを採用した。[3]

Ardent Financialは、かねてより先進的なコンプライアンスツールの活用を求めていたという。特に、同社にとってはプロセスの自動化や単一プラットフォームを活用した効率性の向上、包括的な規制リスクへの対応が緊喫の課題となっていた。Ardent Financialは、これまで市場調査を進めると共にSteelEyeの既存顧客からの推奨もあり、トレードサーベイランスやMiFIDⅡを遵守した取引レポーティング、レコードキーピング(取引記録・管理)に関して、SteelEyeのコアパッケージソリューションの活用を決断したという。

新ソリューションの採用に際し、Ardent FinancialのCOOであるAidan Brady氏とSteelEyeのCEOを務めるMatt Smith氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我々はSteelEyeのソリューションを活用することで、コンプライアンスプロセスの自動化を図ると共に、複雑な規制対応プロセスを簡素化することができます。同社は最もコスト効率が良く、包括的な規制対応ソリューションを提供する数少ない業者の一つと言えるでしょう。

Aidan Brady, Chief Operating Officer at Ardent Financial - SteelEyeより引用

過去数十年において、金融機関による情報収集や保管及び使用量は飛躍的に拡大しております。複数のプラットフォームやシステム上に異なるデータセットが存在すること、コンプライアンスプロセスを複雑化すると共に、時間の浪費にも繋がっております。データセントリックな手法を用い、統合コンプライアンスモジュールを活用することで、我々は大部分のプロセスを自動化し、コンプライアンス業務の効率化を図ることができるでしょう。

Matt Smith, CEO at SteelEye - SteelEyeより引用

尚、6月8日に創業したArdent Financialは、英国金融行動監視機構(Financial Conduct Authority, FCA)規制下において、欧米やラテンアメリカなどの一部の新興市場を対象とした債券や企業組織再編に関連した株式取引サービスを提供している。その他にも、永久株主資本を用いて自社のバランスシートを活用した流動性供給なども行っている。そして今回、同社はSteelEyeのコンプライアンスソリューションを採用することで、より安心・安全な取引環境の構築が期待できそうだ。

release date 2020.07.13

出典元:

ニュースコメント

規制対応の効率化に寄与するレグテック企業のSteelEye

SteelEyeは、MiFIDⅡや欧州市場インフラ規則(EMIR)などを遵守した取引レポーティングや、最良執行、取引コスト分析(TCA)などに関するソリューションを提供するレグテック企業だ。グローバル金融機関は、オルタナティブ投資ファンド・マネージャー指令(AIFMD)やドット・フランク法(DF)、MAR、シニアマネージャー及び認証レジーム(SMCR)、欧州ファンドパスポート制度(UCITS)など様々な規制策を遵守しなければならない。このような市場環境下において、SteelEyeなどのレグテック企業が提供するコンプライアンスプロセスの自動化や効率化に寄与するソリューションの利用ニーズが高まっている状況だ。実際にGold-iがSteelEyeと提携し、レグテックソリューションの統合を図っているほか、TRActionがUnaVistaと提携強化し、効率的な規制対応レポーティングサービスを提供している。また、SmartStreamがSFTR関連のAPIを追加し、リファレンスデータへの迅速なアクセスを実現させている。グローバル規制環境が目まぐるしく変化する中、今後も多くのレグテック企業が顧客の利便性向上に寄与するソリューションを提供することに期待したい。


Date

作成日

2020.07.13

Update

最終更新

2023.04.28

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル