Select Language

SmartStream、証券金融取引規則の遵守をサポートするAPIを追加

SmartStream、証券金融取引規則の遵守をサポートするAPIを追加

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.01.13 13:05
SmartStream、証券金融取引規則の遵守をサポートするAPIを追加

update 2022.01.13 13:05

リファレンスデータへの迅速なアクセスを実現

金融業界を対象にした業務プロセス効率化ソリューションのTransaction Lifecycle Management(TLM)を開発するSmartStream(本社:St Helen's 1 Undershaft London EC3A 8EE United Kingdom[1])は6月23日、Reference Data Utility Securities Financing Transactions Regulation【以下、RDU SFTRと称す】サービスに、リファレンスデータへの迅速なアクセスを可能にするAPIを追加したことを発表した。[2]

SmartStreamはAPIを追加したことで、証券金融取引規則(Securities Financing Transactions Regulation)【以下、SFTRと称す】で求められるコンプライアンス要件を満たし、正確で包括的なリファレンスデータへのアクセスを容易にするという。また、迅速なオンボーディングプロセスを実現させ、24時間以内にRDU SFTRサービスを利用できるとのことだ。

同サービスは、欧州証券市場監督局(The European Securities and Markets Authority)【以下、ESMAと称す】が導入したSFTRのレポーティング期限である7月13日より前に、データギャップを埋め、国際証券識別番号(International Securities Identification Number, ISIN)や取引主体識別子(Legal Entity Identifier, LEI)を取得していない例外を排除すべくリファレンスデータの内容を確認するという。また、カウンターパーティーが提供する規制対応レポーティングのサポートも行うとのことだ。尚、RDU SFTRソリューションを活用することで、標準化などがなされていない広範なデータソースからSFTRで求められる形式のリファレンスデータを抽出できるとのことだ。

APIの追加に際し、SmartStreamのRDU部門エグゼクティブバイスプレジデントを務めるLinda Coffman氏は以下のようにコメントしている。

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受け、ESMAはSFTRのレポーティング規制を延長させる決断を下しました。追加で3か月の準備期間が設けられましたが、我々は多くの企業がレポーティング期限を遵守するためにサポートを必要としていると認識しており、同規制に関連したリファレンスデータへ容易にアクセスできるテクノロジーを提供することになりました。RDU SFTRソリューションを活用するお客様は、データの質や正確性が担保されると共に、規制にも対応していることに満足されているほか、規制のモニタリングやデータトレンドに関する情報提供など、我が社の専門性に対しても評価して頂いております。

Linda Coffman, EVP at SmartStream RDU - SmartStreamより引用

SmartStreamが市場でニーズの高まる機能を追加することで、更なる顧客満足度の向上が期待できそうだ。

release date 2020.06.25

出典元:

ニュースコメント

レグテックソリューションの活用が進む海外FXブローカー

権限強化を図るESMAは2020年の監督業務計画の修正版を公表した際、SFTRに基づく取引情報蓄積機関(TR)への直接監督の強化など、多岐にわたる分野において規制を強化していく方針を打ち出している。また、同局はSFTRに基づきTR4社の延長登録を承認したほか、クラウドサービス提供業者への業務委託に関する諮問書を公表するなど、透明性の高い金融市場の構築に向けた様々な規制策を講じている状況だ。一方で、当局の多岐にわたる規制策を遵守すべく、多くの金融サービスプロバイダーがレグテックソリューションの開発・活用を推進している。例えば、楽天証券がNICE Actimizeのソリューションを採用したほか、リフィニティブがコンプライアンスツールを拡充し、FX取引の規制対応に繋がるソリューションを提供している。更に、GMO英国子会社がmuinmos及びNorthRowと提携し、AML(アンチマネーロンダリング)や第二次金融商品市場指令(MiFIDⅡ)を遵守した顧客オンボーディングの効率化を試みている状況だ。グローバル規制環境が目まぐるしく変化する中、今後も海外FXブローカーによる規制対応やコンプライアンス業務プロセスの効率化に寄与するレグテックソリューションの活用が進むと予想される。


Date

作成日

2020.06.25

Update

最終更新

2022.01.13

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

メタマスク(MetaMask)のエアドロップ確認機能とは?特徴や使い方を解説

分散型ウォレットのメタマスク(MetaMask)に、エアドロップ確認機能が追加されました。これにより、エアドロップの受け取り資格の有無を、メタマスク上で簡単にチェックすることが可能になっています。当記事では、エアドロップ確認機能の特徴や、対応しているブロックチェーン、使い方を解説します。
update2024.04.26 21:00

仮想通貨BBの将来性は?ビットコイン向けリステーキングチェーンBounceBitについて解説

仮想通貨(暗号資産)BBは、レイヤー1ブロックチェーンBounceBitのネイティブトークンです。BounceBitは、ビットコイン(BTC)をリステーキングできるインフラとして機能します。
update2024.04.25 20:00

セービングとステーキングの違いとは?仕組みや利率・やり方を解説

仮想通貨(暗号資産)を運用する代表的なサービスとして「セービング」と「ステーキング」があります。よく似た両者には、どのような違いがあるのでしょうか。当記事では、セービングとステーキングの違いや仕組み、利率、やり方などを解説します。
update2024.04.25 19:30

Zoomexがプレイ金額杯を開催!To The Moonをプレイして総額17万円相当の賞金・特典を獲得

Zoomex(ズーメックス)が、プレイ金額杯の開催を発表しました。To The Moonをプレイしてランキングに入賞すると、総額17万円相当の賞金・特典を獲得できます。キャンペーンは、2024年4月30日午前9時(日本時間)までです。
update2024.04.23 20:00

BigBossが新規ユーザー向けの入金ボーナスを提供!最大1万3,700ドルを付与

海外FX業者のBigBossが入金ボーナスの提供を開始します。今回のボーナスプログラムでは累積入金額によって付与率が変化し、最大1万3,700ドルが付与されます。入金ボーナスの付与条件や対象、注意点などをまとめました。
update2024.04.22 20:30

ThreeTraderが3周年を記念したキャンペーンを開催!

海外FX業者のThreeTraderが、3周年を記念したキャンペーンの第一弾を開催しています。キャンペーン期間中に本人確認審査を完了、または初回入金を行うと合計20ドルのキャッシュバックを受け取れます。
update2024.04.19 21:00

Bybitの新ローンチパッドに仮想通貨PBUXが登場!参加方法やPlaybuxの独自トークンについて解説

Bybitのローンチパッドに仮想通貨PBUXが登場します。PBUXは、エンターテインメントWeb3.0プラットフォーム「Playbux」の独自トークンです。計測開始日時は2024年4月18日午前9時からです。
update2024.04.18 21:00

XS.comが賞金総額100万円のデモトレード大会「Lucky Contest」を開催!

海外FX業者のXS.comが、2024年4月29日よりデモトレード大会「Lucky Contest」を開催します。上位5名などには総額100万円の賞金が贈られます。
update2024.04.17 20:00

仮想通貨OMNIの将来性は?ロールアップを統合するレイヤー1ブロックチェーンについて解説

仮想通貨OMNIは、イーサリアムのロールアップを統合するブロックチェーン、Omni Networkのネイティブトークンです。Omni Networkを使用すると、イーサリアムの流動性とユーザーにアクセスできるグローバルアプリケーションを構築できます。
update2024.04.16 21:00

メタマスクにリップル(XRP)は送金できる?メタマスクの対応ブロックチェーンについて解説

メタマスク(MetaMask)は、複数の仮想通貨(暗号資産)を管理できる人気の高い仮想通貨ウォレットですが、メタマスクにリップル(XRP)は送金できるのでしょうか。
update2024.04.16 20:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル