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コインベース、接続性の問題が発生したことを報告

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update 2021.08.31 15:31
コインベース、接続性の問題が発生したことを報告

update 2021.08.31 15:31

ビットコイン価格が史上最高値を更新したことが引き金となる

大手仮想通貨取引所であるCoinbase, Inc.(本社:100 Pine Street Suite 1250 San Francisco, CA 94111[1])【以下、コインベースと称す】は、同取引所の個人およびプロ向けのプラットフォームが接続性の問題に見舞われ、アカウントへのログインができなくなっていることを報告した。[2]

コインベースはウェブサイトおよびモバイルアプリが読み込まれない事象に対し、「現在問題を調査中」と伝えていたが、その後、問題を特定して解決策を講じたと発表した。今回のコインベースにおける障害は、ビットコイン(Bitcoin)価格が史上最高値の3万5,500ドルを超え、取引量が急増したことで発生したという。コインベースユーザーは機会損失を被ったことに対して不満を露わにしているようだ。

世界でも有数の大手取引所であるコインベースは、過去にもクジラと呼ばれる大口投資家や機関投資家の取引が集中したことが要因となり、同様の障害に見舞われている。昨年、コインベースはビットコイン価格が過去最大級の下げ幅を記録した時や同仮想通貨の半減期前など、少なくとも3回、取引を停止する事態に陥ったという。また、最近はAWS障害でコインベースはサービスを停止しており、取引インフラの可用性の低さを露呈している。

ビットコイン価格が2万ドルに迫った2017年以降、コインベースは同様の課題を抱えているだけに、プラットフォームの強化に向けて何かしらの対策を取る必要があると言えるだろう。

release date 2021.01.08

出典元:

ニュースコメント

ミッションクリティカルなシステム導入が求められる仮想通貨業界

今回、コインベースが経験した取引インフラの可用性の低さに起因する障害は他取引所でも観測されており、仮想通貨業界全体の課題として認識されている。例えば、昨年11月、コインベース最大の競合であるKrakenでもサービス停止の事態に見舞われ、ユーザーが機会損失を被った経緯があるという。これに対して一部有識者は、仮想通貨業界でも銀行や証券会社と同等のミッションクリティカルなシステムを導入すべきだと主張しており、将来的にバックエンドテクノロジーへの投資が重要な要素になるとの見方が強まっているようだ。こうした需要を見越してMicrosoft(マイクロソフト)やIBMなどのテクノロジー企業は、既に仮想通貨関連ソリューションの提供に注力している。その他、既存の金融企業も仮想通貨業界を技術面でサポートし始めているが、これが取引環境の改善につながるのか、今後もその動向を見守っていきたい。


Date

作成日

2021.01.08

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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