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バイナンス、Binance Koreaを閉鎖することを決定

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update 2021.08.31 15:31
バイナンス、Binance Koreaを閉鎖することを決定

update 2021.08.31 15:31

韓国市場における戦略を再評価して出直しを図る見通し

世界最大の仮想通貨取引所であるBinance【以下、バイナンスと称す】は、取引量が不十分で流動性が限定的になってきていることを理由に、Binance Koreaの閉鎖を決定した。[1]

昨年、バイナンスは韓国市場への進出を計画し、今年4月にBinance Koreaを立ち上げたばかりだが、2021年1月29日までに同国でのサービスを終了することを発表している。これに先立ってバイナンスは、2020年12月24日から新規ユーザー登録と入金を無効にしたという。閉鎖の理由に関してバイナンスは、取引量が不十分で流動性が限定的だったため同取引所の野心的な成長を支えることができなかったと説明し、同市場における戦略を再評価する必要があると主張した。

バイナンスのCEOであるChangpeng Zhao氏は、この決定に対して次のようにコメントしている。

我が社は韓国コミュニティの理解とサポートに感謝の意を表したいと思います。我々は、継続的に新しいベンチャーを設立するのに加え、世界中で仮想通貨市場へのアクセスを拡大するためにローカルパートナーと共にプラットフォームを開発しており、今後も韓国コミュニティを含むユーザーに最高のサービスを提供する方法を模索し続けます。

Changpeng Zhao, CEO of Binance - Finance Magnatesより引用

一方、Binance KoreaのCEOであるJiho Kang氏は、韓国の仮想通貨コミュニティが重要であると前置きした上で、規制要件に準拠できる体制を確保しながらサービスを再構築すると言及している。同取引所はどのような動きに出るのか、今後もその動向を見守っていきたい。

release date 2020.12.29

出典元:

ニュースコメント

韓国政府による規制強化が仮想通貨市場を圧迫

近年、韓国政府は仮想通貨市場の統制を強化するために法改正を行っているが、その方針が仮想通貨トレーダーや投資家を遠ざける結果を招いている。例えば、韓国政府は仮想通貨取引の利益に20%課税することを決定し、仮想通貨市場全体の動きを停滞させているという。これに加え、韓国FSCが仮想通貨ユーザーのKYCを義務化するための法改正を提案するなど、国内の取引所を含む仮想通貨サービスプロバイダー(Virtual Asset Service Provider)の事業も制限され始めている。このような仮想通貨を対象とした規制強化は各国で行われているものの、韓国市場はその影響をもろに受けており、国内取引所の97%が破綻の危機を迎えているようだ。今回、バイナンスがBinance Koreaの閉鎖を決定したことは、韓国仮想通貨市場の危機的状況を象徴する出来事になったと言えるが、今後も同国での動きに注目していきたい。


Date

作成日

2020.12.29

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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