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ビットコイン価格、米大統領選挙の影響で1万4,000万ドルを突破

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update 2021.08.31 15:31
ビットコイン価格、米大統領選挙の影響で1万4,000万ドルを突破

update 2021.08.31 15:31

バイデン候補の勝利を見越して買いが先行した可能性

今月4日、ビットコイン(BTC/USD)価格は米大統領選挙の影響を受けて過去24時間で2.2%増加し、1BTCあたり1万3,545ドルから1万4,232ドルの高値に到達した。[1]

これまで、ビットコイン価格は1万3,000ドル突破後も好調を維持していたものの、ここ1週間は米大統領選挙による不確実性を警戒して調整する動きを見せていた。しかしながら今月4日、ビットコイン価格は日経平均株価やFTSE100、S&P500などの大幅な上昇に同調する形で1万4,000ドルラインを超える高値を記録した。現在、ビットコイン価格は1万4,061ドル付近で推移しているが、依然として10日及び50日移動平均線を上回っており、強気なトレンドを継続している状況だ。

現時点で米大統領選挙の結果は未定となっているが、投資家が民主党のジョー・バイデン候補の勝利を見越し、ビットコインの買いを主導している可能性がある。仮想通貨市場では、短期的にドル高を誘発する可能性がある現職のドナルド・トランプ大統領よりも、バイデン候補が勝利した方がビットコイン価格にとっては有利だとの見方が強まっているようだ。仮想通貨分析会社のIntoTheBlockによると、トランプ大統領の勝率とビットコイン価格の間には反比例の関係があるという。一方、OKCoinのCOO(Chief Operating Officer)を務めるJason Lau氏は、どちらの候補者のマクロ政策がビットコインに利益をもたらすかを判断するのは時期尚早だと語っている。

現在、米大統領選挙の開票速報ではバイデン候補が優勢となっているものの、トランプ大統領はいくつかの州で不正があったと主張し、この問題を最高裁判所に持ち込んで決着をつけることを計画しているようだ。両陣営の争いが長引けば、株式市場と共に仮想通貨市場でもリスクを嫌う流れが生じる可能性があるが、OTC(店頭取引)トレーダーのAlessandro Andreotti氏は、選挙結果に関係なく、ビットコイン価格が上昇するとの見解を示した。実際にビットコイン価格は今年に入ってから90%増加しており、株式市場よりも遥かに高いパフォーマンスを記録している。

世界最大のデリバティブ取引所を運営するCMEは、同取引所におけるビットコイン先物の日間取引量が過去最高の2倍を記録した事実を報告しており、先物市場でも投資家が強気な動きに出ていることが明らかになっているが、今後も同仮想通貨の動向を見守っていきたい。

release date 2020.11.06

出典元:

ニュースコメント

好調な仮想通貨市場でDeFiトークンの価格が暴落

今年に入ってから仮想通貨市場ではDeFi(分散型金融)関連サービスに対する関心が急速に高まっており、自動ポートフォリオ管理ツールを開発するBalancer LabsがBALトークンの配布開始を発表するなど、多数のプロジェクトが立ち上げられている。これに伴い、大手仮想通貨取引所のOKExがDeFiトークンを新規上場したのに加え、ジェミニやバイナンスなどの取引所も同様にこの流れをサポートする動きに出ているという。しかしながら、多くのDeFiトークンが基盤とするイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーンでは、平均手数料(GAS)が低下しているため、最近ではその人気に陰りが見え始めたと言われている。これに対してChainlinkのBen Chan氏は、投資家が長期的にDeFiトークンを保有していることが手数料の減少を招いたと反論しているが、既に今年9月頃から複数の銘柄で大幅な価格暴落が観測されているようだ。ビットコイン価格が堅調に推移する中、これらDeFiトークンはどのような値動きを見せるのか、今後も仮想通貨市場での展開に注目していきたい。


Date

作成日

2020.11.06

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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