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カンボジア国立銀行、ブロックチェーン決済プラットフォームをローンチ

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update 2021.08.31 15:31
カンボジア国立銀行、ブロックチェーン決済プラットフォームをローンチ

update 2021.08.31 15:31

米ドルおよびカンボジアリエルによるモバイル決済をサポート

カンボジア国立銀行(National Bank of Cambodia)【以下、NBCと称す】が、Bakongと呼ばれるブロックチェーンベースの決済プラットフォームを今月28日にローンチしたことが明らかになった。[1]

これにより、カンボジア国民はBakongのブロックチェーンを介してデジタルウォレットに接続し、QRコードや電話番号を用いたモバイル決済を利用できるようになったという。NBCは日本のテクノロジー企業であるソラミツが設計したHyperledger Irohaを活用しており、同ブロックチェーン上でBakongをホストしている。

元々、2019年7月にProject Bakongと呼ばれるイニシアチブを立ち上げ、NBCは2020年四半期中にCBDC発行を計画していた。しかしながら、NBCは決済システムの近代化と経済の米ドル依存を軽減することを念頭に、まずは仮想通貨を必要としないBakongのローンチを実現している。Bakokngは、多くの中央銀行発行の独自デジタル通貨(Central Bank Digital Currency, CBDC)とは異なり、米ドルとカンボジアリエルを直接決済に利用することが可能だという。

この決済プラットフォームに関して、NBCの副総裁でBakongのプロジェクトリーダーであるSerey Chea氏は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止に貢献するとコメントし、期待感をあらわにしているが、これがカンボジア経済にどのような変化をもたらすのか、今後も同国での動きに注目していきたい。

release date 2020.10.30

出典元:

ニュースコメント

東南アジア諸国でデジタルウォレットの普及が拡大

若年層が人口の大部分を占めるカンボジアでは、モバイルバンキングが加速度的に普及しており、それに伴ってデジタルウォレットのアカウント数も増加しているようだ。実際に、カンボジア国内におけるデジタルウォレットのアカウント数は2019年時点で合計522万件に達し、前年から64%増加しているという。隣国のタイでもサイアム商業銀行がリップル社と提携するなど、カンボジアと同様の流れが生じている状況だ。しかしながらタイの仮想通貨やブロックチェーン技術に対する関心はカンボジアよりも高く、金融分野でこれらのテクノロジーが幅広いサービスに採用されており、タイ国内初となるSEC承認のICOポータルなども誕生している。東南アジア諸国では、金融包摂を拡大することが重要な課題となっているが、ブロックチェーン技術や仮想通貨がどのような役割を果たすのか、今後も同地域での展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2020.10.30

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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