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FCAとイングランド銀行、SONIAを参照する取引慣行を推奨

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update 2021.08.31 15:31
FCAとイングランド銀行、SONIAを参照する取引慣行を推奨

update 2021.08.31 15:31

2020年10月27日からの移行を要請

英国金融行動監視機構(Financial Conduct Authority)【以下、FCAと称す】とイングランド銀行(Bank of England)は9月28日、ポンド建てスワップ取引を手掛けるリクイディティプロバイダー(流動性供給業者)に対し、2020年10月27日より、ロンドン銀行間取引金利【以下、LIBORと称す】からポンド翌日物平均金利【以下、SONIAと称す】を参照する取引へ移行するよう要請している。[1]

FCAとイングランド銀行は、ポンド建てリスクフリー参照金利に係るワーキンググループの勧告に基づき、既存ポジションのリスク管理を除き、2020年第1四半期までにLIBORベースのポンド建てスワップ取引の提供を停止することを求めていた。しかしながら、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受け、新たな取引慣行の実施に遅れが生じている模様だ。

FCAはスワップ取引慣行の変容をサポートすべく、同取引サービスを提供するリクイディティプロバイダーやインターディーラーと協調している。同機構が実施した調査によると、リクイディティプロバイダー20社の内95%はSONIAを参照する取引への移行に賛成すると共に、回答企業の内89%は2020年10月27日からの実施を支持しているという。

英国市場における新たな取引慣行の導入が約1か月後に迫る中、引き続き金融機関各社の動向に注目したい。

release date 2020.10.01

出典元:

ニュースコメント

新たな規制スキームの構築を推し進めるグローバル規制当局

グローバルベースで、各国当局が新たな規制スキームの導入を推進している。直近では、米SECが店頭市場規制策を修正し、ブローカーディーラーによる発行体情報公開前のプライシング提供を規制している。またBaFinがCFD規制策のガイドラインを公表し、スマホアプリなどにもリスク警告の表示を義務付けている。グローバル当局が規制強化を推し進める背景として、金融機関やブローカーによる不正や詐欺が横行していることが挙げられる。直近では、JPモルガンチェースが貴金属先物や米国債先物市場において価格の不正操作を行ったとして、当局から巨額な制裁金を科せられている。他方で、FCAが2021年末にLIBORを廃止する計画を維持する中、リフィニティブがターム物SONIA参照金利のベータ版をリリースするなど、目まぐるしく変化する規制に即したソリューションの提供を試みる企業も散見されている。今後も、官民がより安心・安全に取引できる環境整備に向けた取り組みを強化することに期待したい。


Date

作成日

2020.10.01

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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