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Virtu Financial、新たなポストトレード分析ツールをリリース

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update 2021.08.31 15:31
Virtu Financial、新たなポストトレード分析ツールをリリース

update 2021.08.31 15:31

大量の市場データをリアルタイムに分析し、適切な投資意思決定をサポート

米国・ニューヨークを拠点とする金融サービスプロバイダーのVirtu Financial, Inc.(本社:One Liberty Plaza 165 Broadway New York, NY 10006[1])【以下、Virtu Financialと称す】は、取引の透明性や分析力の向上に寄与する執行関連サービスを拡充すべく、Prism Frontierと呼ばれるポストトレード分析ツールをリリースした。[2]

昨今、多くの投資家が効果的な執行分析を行うべく、取引の透明性及び執行関連データを求めているが、それには執行分析機能を搭載した取引システムを導入する必要がある。Virtu Financialが採用するアルゴリズムは、トレーダーが直感的に理解できるシンプルな設計であり、様々な取引注文や市場行動を基にした投資戦略の立案及び分析結果の提供を行えるという。

Prism Frontierは、Virtu Financialの代替的取引システム(Alternative Trading System, ATS)における取引を基に、アルゴリズムを活用したポストトレード分析に加え、小口の子注文(Child Orders)に関するマークアウト分析機能を搭載している。また同社は、最適化された市場データを基にしたリアルタイムな執行分析サービスを2020年第3四半期に提供する計画だ。

新商品のリリースに際し、Virtu Financialの執行サービス部門グローバルヘッドを務めるSteve Cavoli氏は以下のようにコメントしている。

我が社のアルゴリズムは複雑すぎず、大量の市場データをリアルタイムに分析し、適切な投資意思決定をサポートします。Prism Frontierは執行分析を容易にする実践的な取引コスト分析(Transaction Cost Analysis)【以下、TCAと称す】ツールです。

Steve Cavoli, Global Head of Execution Services of Virtu Financial - Virtu Financialより引用

Virtu Financialは効率的なポストトレード分析に寄与するツールをリリースしたことにより、更なる顧客満足度の向上が期待できそうだ。

release date 2020.09.17

出典元:

ニュースコメント

執行分析ソリューションの強化を図る金融サービスプロバイダー

2008年に創業したVirtu Financialは、マーケットメイキング(値付け)や執行サービス分野のグローバルリーディングカンパニーだ。同社は235か所以上の取引所における25,000種類超の証券に関して、豊富な流動性と競争力のあるプライシングサービスを提供している。またTCA分野においては、世界中のアセットマネージャーの内75%が、Virtu Financialのマルチアセットに対応したTCAツールを活用しているという。他方で、足元では規制環境が複雑化する中、多くの金融サービスプロバイダーが、市場データを活用した取引分析ソリューションの提供を試みている。例えば、OANDAがFairXchangeと提携し、データサイエンスに基づく分析サービスの提供を強化している。また、リフィニティブがFXポストトレード分析ツールを拡充した他、APEX:E3はマルチアセット取引分析プラットフォームをリリースしている。グローバル投資家が効果的な執行分析を求める中、今後も多くの金融サービスプロバイダーが、関連ソリューションの強化を図ると予想される。


Date

作成日

2020.09.17

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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