Select Language

APEX:E3、マルチアセット取引分析プラットフォームをリリース

APEX:E3、マルチアセット取引分析プラットフォームをリリース

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:28
APEX:E3、マルチアセット取引分析プラットフォームをリリース

update 2021.08.31 15:28

リアルタイムに数千か所の市場分析が可能

英国・ロンドンを拠点に取引分析ツールの開発を手掛けるスタートアップ企業のAPEX:E3 Ltd(本社:2 Leonard Circus 62 Paul St Hackney, London EC2A 4NA[1])【以下、APEX:E3と称す】は2月26日、クラウドベースのマルチアセットクラスに対応した取引分析プラットフォームをリリースしたことを発表した。[2]

APEX:E3の主力取引エンジンであるAutomated Liquidity Identification and Classification Engine【以下、ALICEと称す】を基にした取引分析プラットフォームは、独自のアルゴリズムを活用することで、1秒に150個以上の計算処理を行い、リアルタイムに数千か所の市場分析を手掛けることができるとのことだ。同ツールは機関投資家と個人投資家双方に提供する見通しで、リリース当初はデジタル資産のみサポートするが、近い将来にその他のアセットクラスにも対応させる計画であるという。

またALICEは、ソーシャルネットワーク上などで話題に上がっているニュースやコンテンツをタグ付けする機能を搭載しており、トレーダーは容易に市場動向やメディア情報を入手することができる模様だ。更に、ALICEのロング・ショート清算分析や数理エンジンなどを活用する投資家やクオンツトレーダーを対象に、様々なメッセージプラットフォームに対応したチャットボットを開発したとのことである。

新たなプラットフォームのリリースに際し、APEX:E3のCEOであるUsman Khan氏と同社をサポートするConsenSysのパートナーを務めるMin Teo氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我々は機関投資家需要に対応した高度なテクノロジーを提供すると共に、活用できるテクノロジーの選択肢が、極めて限定的な個人投資家を含む包括的な投資家層が利用可能なソリューションの開発にコミットしております。我が社は、顧客ニーズに的確に対応すべく、低価格で容易にアクセスができるクラウドベースのマルチアセット取引分析プラットフォームを開発しました。

Usman Khan, CEO of APEX:C3 - Finextraより引用

我が社は、機関投資家から個人投資家に至る様々な顧客層のニーズに対応したマルチアセットクラス取引プラットフォームをリリースしたAPEX:E3をサポートすることを喜ばしく思っております。我々は同社と協働し、更なるテクノロジーの開発をサポートすることを楽しみにしております。

Min Teo, partner at ConsenSys - Finextraより引用

APEX:E3はConsenSysのサポートのもと、高機能が付帯されたプラットフォームをリリースしたことにより、更なる顧客利用の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.03.02

出典元:

ニュースコメント

トレーディングエクスペリエンスの改善に寄与するフィンテック企業

2018年に創業したAPEX:E3は、個人投資家や機関投資家、クオンツトレーダー、アナリスト、中小規模の投資ファンドに至る広範な顧客層を対象としたマルチアセット取引分析プラットフォームを提供する新興フィンテック企業だ。債券取引プラットフォームを開発するAlgomiなどが、同社の取引ツールを活用している。他方で、APEX:E3以外にも数多くのフィンテック企業がFX取引をサポートする情報提供から執行及びポストトレードに至る一連の取引プロセスにおいて、革新的なテクノロジーを提供している。足元では、New Change FXがシェアクラスヘッジ分析サービスを開始したほか、FXStreetはconv.rsと提携し、メッセージアプリを活用したニュース配信を実践している。更にサンタンデール銀行がEburyを買収し、デジタル戦略を推進させる意向を示している。テクノロジーが革新するなか、今後も有力なテクノロジーを誇るフィンテック企業と海外FXブローカーが戦略的提携などを通じて、トレーディングエクスペリエンスの向上に繋がる画期的なソリューションが開発されることを期待したい。


Date

作成日

2020.03.02

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

メタマスク等の利用が規制対象に?金融庁がDEXの規制を議論

暗号資産WGでの議論を発端に、SNS上で「DEX利用が非合法化されるのでは?」といった投稿が話題になっています。本記事では、金融庁で議論されたDEX規制の現状や、SNSで広まる情報の真偽、海外FXユーザーへの影響などを解説します。
update2025.10.28 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

PayPayを使って海外FXとの入出金が可能に?Binance JapanとPayPayが提携を発表

Binance JapanとPayPayが業務提携を発表し、PayPayマネーを使った仮想通貨購入サービスの提供などが検討されています。本記事では、Binance JapanとPayPayの提携内容や、PayPayを使った海外FXとの入出金フローなどを解説します。
update2025.10.17 19:00

XMはゴールド(XAUUSD)のスプレッドも広い?ボーナス取引で実質お得

XMTradingのゴールド(XAUUSD)はスプレッドこそ狭くないものの、スワップフリー口座や豪華ボーナス、約定スピードの速さで十分に利用の検討余地があると言えます。当記事ではXMTradingでゴールド取引が向いている・向いていないトレーダーを他社と比較しながら解説していきます。
update2025.10.22 19:00

話題のDCJPYとJPYCの違い|海外FXの入出金に使えるのは?

DCJPYというデジタル通貨が話題となっています。一方で、海外FXユーザーの間ではJPYCへの期待も高まっています。本記事では、DCJPYとJPYCの特徴や違いを比較し、海外FXトレーダーにとってどちらが送金手段の選択肢となるのかを解説します。
update2025.09.26 19:30

Exnessでシステムエラーによる入出金の不具合が発生?SNSでも報告が相次ぐ

2025年10月、海外FX業者Exnessで入出金エラーが発生し、SNSでも不具合報告が相次ぎました。銀行振込やbitwalletで送金できない事例が確認されており、復旧後も不安の声が続いています。
update2025.10.16 19:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル