Select Language

Finastra、自社マーケットプレイスFusionStore上に4つのアプリを追加

Finastra、自社マーケットプレイスFusionStore上に4つのアプリを追加

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:28
Finastra、自社マーケットプレイスFusionStore上に4つのアプリを追加

update 2021.08.31 15:28

効率的な資産管理や最適な消費行動等の実践に寄与

英国・ロンドンを拠点とするフィンテック企業のFinastra(本社:4 Kingdom Street Paddington London W2 6BD United Kingdom[1])は2月26日、自社のマーケットプレイスであるFusionStore上に、新たな4つのリテールバンキングアプリを追加したことを発表した。[2]

今回搭載されたアプリは、節約や消費管理などのパーソナルファイナンス関連のものであり、オープンAPIを活用したFusionFabric.cloud開発プラットフォームを通じて利用することができるとのことだ。4つのアプリのなかには、顧客データをコンテクスト化するデジタルエクスペリエンスプラットフォームを提供するFlybitsと、AIを活用し60種類以上のエンゲージメント予測を手掛けるKapitalWiseが含まれる。更に、カップルや夫婦の資産管理をサポートするパーソナルファイナンスアプリであるHoneyfiと、AIを活用し消費パターンを分析した上で最適な消費行動を提案するFinGoalという全てフィンテック関連のアプリが追加された。

新たなアプリの追加に際し、FinastraのCPO兼CTOであるEli Rosner氏、Flybitsパートナーシップ部門のVP(バイスプレジデント)を務めるDeborah Beatty氏、KapitalWiseのCGOであるNeil Patel氏、Honeyfiの共同創業者CEOのRamy Serageldin氏、FinGoalのCEOであるDavid Nohe氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

FusionStore上でこれらのアプリが追加されたことは、金融業界において協働する重要性とデータの付加価値が高まっている証しであります。我が社のAPIと取引情報及びサードパーティーのデータに関する高機能アプリを活用することで、金融機関はユーザーが求める革新的なサービスを提供することができるでしょう。金融エコシステムに新たなソリューションの提供を望む企業やデベロッパーに対し、FusionFabric.cloudを通じて我が社のコアシステムの活用が可能になります。

Eli Rosner, Chief Product and Technology Officer, Finastra - Finastraより引用

FusionFabric.cloud開発プラットフォームとAPIを活用することで、我々は容易にFinastraの顧客へソリューションを提供することができるようになります。我が社の業界をリードするパーソナル化されたコンテクストと同社のコアテクノロジーが融合し、顧客ニーズにマッチしたタイムリーな高付加価値ソリューションを提供することで、顧客エンゲージメントとロイヤリティを高めると共に、長期間にわたる関係性を構築することに寄与するでしょう。

Deborah Beatty, VP of Partnerships at Flybits - Finastraより引用

FusionFabric.cloudを通じてアプリを提供することにより、我々はFinastraの9,000社以上の金融機関にリーチすることが可能になります。これにより、我が社は適時にハイパーパーソナライズされたカスタマーエクスペリエンスを提供することができるでしょう。

Neil Patel, Chief Growth Officer, KapitalWise - Finastraより引用

パートナーと共に人生をシェアするためには、将来のプランニングを行わなければなりません。我が社は節約や債務返済などを容易に実践できるように、夫婦のファイナンス面をサポートしております。FusionFabric.cloudプラットフォームに通じたFinastraのAPIへのアクセスや、包括的な検証プロセスを経ることで、現実味のある目標を策定すると共に、他社よりも迅速に市場化を図ることができると考えております。

Ramy Serageldin, Co-founder & CEO of Honeyfi Inc. - Finastraより引用

お客様とより緊密な関係性の構築を模索する金融機関やフィンテック企業は、FusionFabric.cloudを活用することで、資産形成に寄与する我が社のAIに容易にアクセスすることができるようになります。

David Nohe, CEO of FinGoal - Finastraより引用

Finastraは自社のマーケットプレイスに高機能アプリを追加したことにより、更なる顧客利用の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.03.02

出典元:

ニュースコメント

サービス機能の拡充を推進するプラットフォーマー

プラットフォーマーとは、ある市場に参加する買い手と売り手を結びつける役割を担い、サービスの基盤となるプラットフォームもしくはマーケットプレイスを提供する事業者のことを指す。特に、グーグルやアップルなどで構成されるGAFAは、巨大プラットフォーマーとして圧倒的な市場シェアと世界的に高い認知度を誇っている。また、Azureを強化したマイクロソフトも、プラットフォーマーとしてその存在感を再び高めている状況だ。他方で、FX関連のプラットフォーマーも市場シェアの拡大に向けサービス機能の拡充を図っている。例えば、MetaQuotesがMT5とSumsubのKYC機能を統合したほか、SpotwareがcTraderとIS Primeを統合し、マルチアセットクラスの豊富な流動性集約プールへのアクセスを実現させている。巨大プラットフォーマーが個人金融サービス分野に進出を図るなか、各プラットフォーマーがそれぞれの専門性や強みを発揮した画期的なソリューションを開発することを期待したい。


Date

作成日

2020.03.02

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

【要注意】Axi口座から不正出金被害、セキュリティ対策に不安の声

海外FX業者のAxiで、不正出金の被害が海外フォーラムなどで報告されています。国内で同様の被害は確認されていませんが、日本人ユーザーも無関係ではありません。この記事では、報告されている不正出金の事例やセキュリティの問題点のほか、現状でユーザーがとれる対策を説明します。
update2025.09.29 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Exnessがスプレッドを最大30%OFF!仮想通貨・株価指数で大幅縮小

海外FX業者のExnessが主要銘柄のスプレッドを縮小しています。BTCUSDは16%、ETHUSDでは23%の縮小が確認されています。本記事では縮小後のExnessスプレッドを主要なブローカーと比較しました。
update2025.10.02 19:00

【要注意】堀江氏・テスタ氏のディープフェイク広告が急増中?国内で詐欺の事例も

ディープフェイク技術を使った詐欺広告が世界的に増加しており、国内でも有名人を装った広告が出回っています。広告は精巧で、違和感に気づけないケースもあるため、真偽を見抜くのは簡単ではありません。本記事では、出回っているディープフェイク動画の広告主を調査しました。
update2025.10.08 19:00

海外FXへの仮想通貨送金にはBybitがおすすめ!FXトレーダーに最適なBybitの使い方

海外FXの入出金によく使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBybitがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBybitの使い方を紹介します。
update2025.08.29 20:00

【15,000円付与】FXON口座開設ボーナスキャンペーン

海外FX業者のFXONが口座開設ボーナスタイアップキャンペーンを開催中です。新規口座を開設すると15,000円分のボーナスを受け取れます。
update2025.08.26 19:00

Wiseでの海外FX入出金をおすすめできない理由とは?アカウント閉鎖の可能性も

海外FXユーザーの間で、Wiseを利用した送金が話題になっています。しかし、Wiseでの入出金はリスクが高いためおすすめできません。この記事ではその理由を説明します。
update2025.09.08 19:00

【当サイト限定】FXONの口座開設でボーナス15,000円をプレゼント!既存ユーザーも対象

2025年8月1日より、FXONでの口座開設で15,000円のボーナスを獲得できる、当サイトMyforex限定のキャンペーンがスタートしました。この記事では、ボーナスの受け取り方法や注意点などを説明します。
update2025.08.01 19:30

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル