Select Language

CME、マイクロEミニ先物オプションをリリース

CME、マイクロEミニ先物オプションをリリース

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:31
CME、マイクロEミニ先物オプションをリリース

update 2021.08.31 15:31

Eミニ先物オプションと比較して10分の1の取引サイズ

世界最大のデリバティブ取引所を運営するCME Group Inc.(本社:20 South Wacker Drive Chicago, Illinois 60606 USA[1])【以下、CMEと称す】は8月31日、マイクロEミニS&P500先物及びマイクロEミニナスダック100先物を原資産とするオプションをリリースしたことを発表した。[2]

両マイクロEミニ先物オプションは、それぞれのEミニ先物オプションと比較して10分の1の取引サイズとなる。また新オプションは、各週の金曜日を満期日とする5つの週次オプションと、3つの月末オプション及び2つの四半期オプション限月取引を取り揃えている。

オプション取引の増加には、流動性の高い先物市場が欠かせないという。1年前にリリースされたマイクロEミニ株価指数先物は、常に豊富な流動性を供給しており、CMEの中で最も成功した新商品として、取引が急拡大している。

それぞれの取引動向に目を転じると、リリース以来の累積でマイクロEミニS&P500先物は1億8,600枚、マイクロEミニナスダック100先物は1億3,100枚取引されているという。両先物を合算した2020年日次平均取引枚数は150万枚であり、年初来で両先物取引の内30%は米国外で行われたとのことだ。また両先物のリリース以来、93,000人以上の新規顧客が同商品を取引したという。

尚、足元でCMEは積極的にサービス拡充を推進している状況だ。例えばCMEはVOLQ先物をリリースする計画を発表した他、CME傘下のBrokerTecとTriOptimaが提携し、レポ取引ワークフロー関連のエンドツーエンドソリューションを開発する方針を示している。またCMEはビットコインオプション取引サービスを開始し、好調な滑り出しを切ったという。そして今回、同社は急速に人気が高まるマイクロEミニ株価指数先物を原資産とするオプションをリリースしたことで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.09.07

出典元:

ニュースコメント

2か月後に迫る米大統領選挙に投資家が注目

CMEの株価指数先物オプションは、多様な満期日が設定されており、投資家ニーズに合わせた柔軟な運用が可能な他、週次オプションは豊富な流動性の下で国政選挙などを材料にポジションをとるイベントドリブン戦略に有効活用できるという。足元では新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックをきっかけに、投資の世界に参入するトレーダーが急増している。今回、同社はEミニ先物オプションと比較して10分の1の取引サイズとなるマイクロEミニ先物オプションをリリースし、少額投資を試みる投資初心者の囲い込みを図っている模様だ。他方で、11月には米大統領選挙というビッグイベントを控えている。各種世論調査において、民主党の大統領候補に指名されたバイデン氏の優勢が伝えられる中、米有力調査機関のピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)によると、国内の有権者の内50%はトランプ氏が勝つと予想し、バイデン氏が勝つと考える有権者は48%であったという。世界中の投資家が注目する米大統領選挙が2か月後に迫る中、選挙を巡るニュースヘッドラインを材料にしたオプション取引が活発化しそうだ。


Date

作成日

2020.09.07

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

もう国内銀行送金は使えない?法改正で海外FXトレーダーを直撃する3つの入出金リスク

資金決済法の一部改正により、海外FXユーザーの間で、当たり前のように利用されてきた国内銀行送金による入出金が使えなくなる可能性が浮上しています。法改正が海外FXに与えるリスクと現時点で考えられる対策を説明します。
update2025.07.01 19:00

海外FX利用で国内銀行口座の凍結が増加?法改正後の入出金リスクとは

SNS上で海外FXユーザーの銀行口座が凍結されたことが話題になっています。本記事では、SNSで話題の凍結報告の背景を説明するほか、海外FX業界に迫る「本当の入出金危機」と今後の備えについて解説します。
update2025.07.09 19:00

海外FX業者Exnessへの入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExness(エクスネス)で国内銀行送金による入出金を行ったことをきっかけに、銀行口座が凍結されるケースがSNS上で話題になっています。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

海外FXに「兵糧攻め」、bitbank・エポスの利用規制で仮想通貨送金にさらに注目集まる

bitbankが利用規約を一部改定し、今後は海外FXへの直接送金が難しくなりました。エポスカードもFXの利用停止を発表したほか、国内銀行口座の凍結事例も増加しています。こうした背景から、海外FXユーザーは入出金経路の見直しが急務となっています。
update2025.07.04 19:00

スマホ用MT5でZigZagが使える!iOS版に平均足ほか新機能が複数追加

iOS版MT5に待望の新機能が複数追加されたことにより、平均足チャート、ZigZag、マーケットプロファイルの実装に加え、データウィンドウ強化や取引レポート機能など視認性と操作性が向上しました。アップデート内容とトレードスタイルごとの活用例などを紹介していきます。
update2025.07.09 19:30

FXONが「Nintendo Switch 2 争奪キャンペーン」を開催!入金&取引で豪華賞品をプレゼント

FXONが「Nintendo Switch 2 争奪キャンペーン」の開催を発表しました。本キャンペーンでは「Switch 2」のほか、豪華賞品が抽選でプレゼントされます。取引を重ねるごとに抽選権利がもらえる仕組みで、取引するほど当選確率がアップします。
update2025.07.16 19:00

Exnessでスワップフリーが突如剥奪されるバグ発生、対象者には補償予定

海外FX業者のExnessで突如スワップフリーが剥奪されたとするXの投稿が注目を集めています。Exnessはシステムのバグが原因と説明しており、スワップが発生したユーザーに対して補償する方針を示しています。
update2025.07.18 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル