Select Language

CME、ナスダック・ボラティリティ・インデックス先物をリリースする計画

CME、ナスダック・ボラティリティ・インデックス先物をリリースする計画

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:32
CME、ナスダック・ボラティリティ・インデックス先物をリリースする計画

update 2021.08.31 15:32

規制当局の承認を得た後、2020年10月5日にリリース予定

世界最大のデリバティブ取引所を運営するCME Group Inc.(本社:20 South Wacker Drive Chicago, Illinois 60606 USA[1])【以下、CMEと称す】は8月13日、米証券取引所を運営するNasdaq, Inc.【以下、ナスダックと称す】と、ナスダック100指数【以下、NDXと称す】のボラティリティ・インデックス(Volatility Index)【以下、VOLQと称す】を取引対象とする先物商品をリリースする計画であることを発表した。[2]

CMEは規制当局による承認後、2020年10月5日に同先物商品をリリースする計画だ。ナスダックが2019年初頭に開発したVOLQは、NDXを対象とするアット・ザ・マネー(At The Money)【以下、ATMと称す】のオプション価格を基にしたインプライドボラティリティ指数を用いて算出される。VOLQは市場参加者にとって、ポートフォリオにおけるボラティリティの適切な把握及び管理に寄与するという。新商品は現金決済先物取引であり、取引単位は1万米ドル×VOLQとなる他、CMEの規則に従って上場されるとのことだ。

新商品のリリースに際し、CMEの株価指数・オルタナティブ投資商品部門グローバルヘッドを務めるTim McCourt氏とナスダックのエグゼクティブバイスプレジデント兼グローバル情報サービス部門ヘッドであるLauren Dillard氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我々はVOLQを取引対象とする新たな先物商品を提供すべく、ナスダックと長期的に強固な関係性を構築することを喜ばしく思っております。同先物商品は、ボラティリティ・エクスポージャーのヘッジと、ATMのオプション価格を基に算出されるボラティリティを対象にした取引への強い需要に対応しております。また、VOLQはEミニ及びマイクロEミニNDXなど、ナスダックが提供する先物・オプション商品ラインナップを補完するものになるでしょう。

Tim McCourt, CME Group Global Head of Equity Index and Alternative Investment Products - CME Group Inc.より引用

NDXは世界で最も革新的な企業群で構成されており、信じられないほど突出したパフォーマンスを示しております。VOLQは同指数のボラティリティを対象にした取引を可能とし、CMEが同ボラティリティ指数を取引対象とする先物商品をリリースすることにより、ボラティリティ関連の革新的な商品を提供する上で大きく前進できるでしょう。

Lauren Dillard, EVP and Head of Nasdaq's Global Information Services - CME Group Inc.より引用

尚、足元でCMEは積極的に商品・サービスの拡充を図っている。例えばCME傘下のBrokerTecとTriOptimaが提携し、レポ取引ワークフロー関連のエンドツーエンドソリューションを開発する方針を示している。またCMEはビットコイン先物オプションをローンチした他、CMEはグーグルクラウド上で市場取引データの提供を開始している。そして今回、同社がナスダックと手を組み、需要高まるボラティリティ関連の先物商品をリリースすることで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.08.17

出典元:

ニュースコメント

傑出したパフォーマンスを叩き出すNDX

米国を代表する株価指数として、ダウ工業株30種平均とS&P500指数、ナスダック総合指数が挙げられる。そして、昨今の米国市場において、好調な値動きを見せているのがNDXだ。同指数はナスダック総合指数を構成する銘柄の内から金融銘柄を除き、時価総額が大きい上位100銘柄を抽出した株価指数となる。中には時価総額で世界最大の上場企業に返り咲いたアップル(Apple)を始め、GAFAMを構成する巨大IT企業のマイクロソフト(Microsoft)、アマゾン(Amazon)、グーグル(Google)の親会社であるアルファベット(Alphabet)、フェイスブック(Facebook)を含んでいる。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受け、グローバルに様々な業界でデジタルトランスフォーメーションが推進される中、GAFAMが確立するビジネスモデルの優位性が高まっている状況だ。2020年5月初頭には、NDXを牽引するこれらのIT大手5銘柄の時価総額合計が、東証株価指数(TOPIX)を構成する約2,170社の合計を上回ったという。NDXには、GAFAM以外にもテスラ(Tesla)やズーム(Zoom)などに加え、新型コロナウイルス向けのワクチン開発を進めるモデルナ(Moderna)なども採用されている。年間騰落率が過去20年で最高水準に達する同指数は、引き続きグローバル投資家から大きな注目を集めることが期待できそうだ。


Date

作成日

2020.08.17

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

メタマスクが勝手に開く現象が多数報告!原因や対処法は?

PCでブラウザを立ち上げた際にメタマスクが勝手に起動する現象が起きており、SNS上でも話題になっています。Myforex編集部でもこの現象を確認しており、当記事執筆時点(2025年4月3日)ではGoogle ChromeとBraveのブラウザで発生していることが確認できています。
update2025.04.03 19:45

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

海外FX業者のXアカウントが凍結?金融庁による働きかけの可能性も

複数の海外FX業者の公式Xアカウントが凍結されました。凍結されたのは日本向けのアカウントで、同じブローカーの英語アカウントは現在も閲覧できる状態です。海外FX業者の公式Xアカウントが凍結された背景を解説します。
update2025.04.01 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

キャプテン翼-RIVALS- がJOHNトークンのエアドロを発表!LINEなどで遊べるMini Appの独自トークン

「キャプテン翼-RIVALS- Mini App」は、キャプテン翼のIPを活用したWeb3ゲームです。2025年4月にJOHNトークンのエアドロップが予定されており、注目を集めています。本記事では、JOHNトークンの特徴、エアドロップの仕組み、将来性などを解説します。
update2025.03.27 19:00

MT4/MT5対応の通貨強弱インディケータを徹底比較!無料で使えるおすすめは?

通貨強弱インディケータを使うと各通貨の強弱が一目で分かり、初心者でも視覚的に相場状況を把握できます。この記事では、無料のおすすめインディケータを比較し、選び方や活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:30

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

MTF-MAでトレードのレベルを上げる。MT4/MT5で使えるインディケータを比較

MTF分析は複数の時間足を組み合わせて相場全体を把握する手法です。MTF分析を使いこなすことでエントリーの方向やタイミングを掴みやすくなります。本記事ではMTF分析を簡単にするインディケータや、エントリー精度を上げる方法を解説します。
update2025.01.21 19:15
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル