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バイナンス、IAMAIの仮想通貨取引所委員会に加盟

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update 2021.08.31 15:32
バイナンス、IAMAIの仮想通貨取引所委員会に加盟

update 2021.08.31 15:32

インドの仮想通貨およびブロックチェーン分野の発展を支援

大手仮想通貨取引所のBinance【以下、バイナンスと称す】は、インドの仮想通貨およびブロックチェーン分野の発展を支援するために、Internet and Mobile Association of India【以下、IAMAIと称す】の仮想通貨取引所委員会に加盟したことを発表した。[1]

IAMAIはインド国内で主要な仮想通貨取引所団体となっており、バイナンスを招き入れて業界の運用基準を向上させる狙いがあるという。IAMAIの役員であるGaurav Chopra氏は、同取引所の様々な国でのコンプライアンスや経験を参考に、インド市場の規制フレームワークを構築することでイノベーションを促進する環境を整えたいと述べている。

バイナンスのCEOであるChangpeng Zhao氏は、これに関して次のようにコメントした。

バイナンスはIAMAIに加盟できることを光栄に思っており、持続可能な成長と発展に向けてインドのブロックチェーン分野に貢献したいと思います。これまで、バイナンスはインドのブロックチェーンエコシステムの開発をサポートするBlockchain for India Fundを立ち上げ、社会問題や業界が抱える課題を解決するプロジェクトおよび起業家を献身的に支援してきました。我が社はインドでのブロックチェーン技術の発展を加速させたいと考えており、イノベーションを後押しするフレームワークを構築するためにIAMAIに協力することを約束します。

Changpeng Zhao, CEO of Binance - Binance Blogより引用

現在、インド政府は仮想通貨の全面禁止を検討中であり、最高裁判所の判決を覆して再び仮想通貨取引を禁止する法律を制定する可能性があると報道されている。今回、バイナンスがIAMAIに加盟したことはインドの仮想通貨市場にとってはプラスな出来事だと言えるが、同国政府はどのような反応を示すのか、今後もその動向を見守っていきたい。

release date 2020.06.22

出典元:

ニュースコメント

政治的なリスクが高まるインドの仮想通貨市場

これまでバイナンスはWazirXを買収するなど、巨大な仮想通貨需要を抱えるインド市場で、インドルピーと仮想通貨取引サービスを提供するために、高いコミットメントを示してきた。今回、バイナンスがIAMAIに加盟したことはインド市場で本格的に事業を展開するための下準備だと考えられるが、同国政府は拡大する仮想通貨市場に未だ敵対的な姿勢を見せており、それが政治的なリスクになっているという。現在、米国の大手取引所であるKrakenがインド市場への事業拡大を決定している他、OKExやコインベース、その他海外の仮想通貨関連企業が続々と参入してきている状況だ。インド政府は中央銀行発行の独自デジタル通貨(Central Bank Digital Currency, CBDC)に関心を示しており、それ以外の仮想通貨を市場から排除しようと試みているだけに、今後も当局の動きを注視していく必要があると言えるだろう。


Date

作成日

2020.06.22

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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