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Filecoin、テストネットワークの立ち上げを発表

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update 2021.08.31 15:32
Filecoin、テストネットワークの立ち上げを発表

update 2021.08.31 15:32

約3週間にわたる最終テストフェーズに突入

分散型ストレージネットワークを開発するFilecoinは、同プロジェクトの最終テストフェーズにあたるテストネットワークの立ち上げを実施することを発表した。[1]

現在、Filecoinは7月20日から8月21日の間にメインネットワークをローンチすることを予定しており、それに先立ってこのテストネットワークを使った最終テストフェーズを約3週間ほど継続する見通しだという。Filecoinは2017年にICO(イニシャルコインオファリング)を通じて2億5,700万ドル以上の資金調達に成功し、単一障害点のリスクに対する安全策を提供することを目的に、分散型ネットワークを活用したデータストレージを開発している。

先月、Filecoinはマイナーのオンボーディングプロセスをスタートさせており、世界でトップ100および各大陸でトップ50のネットワーク参加者に対してFilecoinトークンを貢献度に応じて配布することを決定している。Filecoinのオペレーション責任者であるIan Darrow氏は、このインセンティブシステムはネットワークの成長を促すだけでなく、ストレージインフラの堅牢性を示す指標にもなり得ると述べた。また、分散型ネットワークが抱えるセキュリティ上の懸念に関してDarrow氏は、Filecoinが公共の画像や動画などのシェアリングを対象とすることを前置きした上で、非公開のデータは保存する際の暗号化が可能だと説明している。

最近、仮想通貨業界では分散型ネットワークの特性を活かしたサービスが登場し始めている。先日は動画ストリーミング分野の仮想通貨プロジェクトであるVideoCoinが法定通貨による決済に対応し、より幅広いユーザー層に訴求する意思があることを示しているだけに、今後も仮想通貨市場でこのようなプロジェクトが拡大していくことに期待したい。

release date 2020.06.15

出典元:

ニュースコメント

ブロックチェーンインフラとしての利用が拡大するイーサリアム

ブロックチェーンの土台となる分散型ネットワークは、コストエフェクティブなシステムを構築することが可能となっており、次世代のテクノロジーインフラとしての実用化が進んでいる。特にイーサリアム(Ethereum)は分散型アプリ(DApps)開発と幅広く利用され、Filecoinを含め複数の大型プロジェクトが立ち上げられている状況だ。実際に今年5月にはイーサリアムのトランザクション数が過去10カ月の最高水準に到達するなど、その利用が活発になってきている様子がうかがえる。しかしながら過去にはICOの乱立でイーサリアム価格が低迷したこともあり、同エコシステムを持続可能なものとする上での重大な課題となっている。イーサリアムはより効率的なブロックチェーンに生まれ変わるための大規模なハードフォークを計画しているが、その優位性を保持することができるのか、今後も仮想通貨市場の動向に注目していきたい。


Date

作成日

2020.06.15

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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