Poolin、BlockFiとの提携で金融サービス事業を拡大

大手マイニングプールであるPoolinは、仮想通貨関連企業のBlockFiと提携し、仮想通貨レンディングおよび金融サービス事業を拡大することを発表した。[1]

現在、Poolinはビットコイン（Bitcoin）マイニングにおいて業界第2位のコンピューティングリソースを供給し、18.3EH/s（エクサハッシュ/秒）でネットワーク全体の20％となるハッシュパワーを生み出している。Poolinは業界第1位のF2Poolを追う立場にあるが、同社の金融サービス責任者であるYang Jianguo氏はマイニングプールの競争が激化していることを指摘すると同時に、仮想通貨レンディングを含む金融サービスなどの複数事業を並行して進める必要があるとの考えを述べた。メディアの報道によると、BlockFiは銀行へのローンサービスを手がけており、Poolinに対しても資金を供給する役割を担うという。

今年2月、Poolinはシンガポールの仮想通貨ウォレットプロバイダーであるBlockinを介し、仮想通貨レンディングサービスを開始することに成功した。このサービスはマイナー向けに設計されており、マイニングを行って得た仮想通貨からリターンを得ることができるという。今回、Poolinと提携したBlockFiは手数料無料の仮想通貨取引サービスを開始するなど、新しい試みに出ているが、Poolinも同社との協業でマイナー向けの金融サービスを強化することが期待されている。

以前からマイニング業界では競争が激化しており、小規模なマイナーは事業を継続することが難しくなってきている。最近、ビットコインが半減期を迎えてマイニング報酬が12.5BTCから6.25BTCに低下し、この状況に拍車をかけているが、Poolinは収益性を維持することができるのか、今後も同社の取り組みに注目していきたい。

release date 2020.06.04

• CoinDesk

  https://www.coindesk.com/bitcoin-mining-pool-poolin-blockfi-crypto-lending