Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

ESMA、クラウドサービス提供業者への業務委託に関する諮問書を公表

ESMA、クラウドサービス提供業者への業務委託に関する諮問書を公表

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.01.13 13:18
ESMA、クラウドサービス提供業者への業務委託に関する諮問書を公表

update 2022.01.13 13:18

企業及び当局にとっては業務委託に関連したリスクの認識等に寄与

欧州証券市場監督局(The European Securities and Markets Authority)【以下、ESMAと称す】は6月3日、クラウドサービス提供業者への業務委託指針に関する諮問書を公表した。[1]

ESMAが提示したクラウドサービス提供業者への業務委託指針は、金融市場関係者がクラウドサービス提供業者へ業務委託する際に適用される要件を示している。具体的には、金融機関各社が遵守すべき業務委託管理や文書化、モニタリング体制の構築に加え、業務委託前のデューデリジェンスの必要性を指摘している。また、業務委託及び再委託契約時に盛り込むべき最低限の項目や契約解除、取り扱いデータなどへのアクセスや検査権限についても指針を示しており、金融機関及び関係当局にとっては、外部企業への業務委託によって生じるリスクや課題の認識、モニタリングに寄与するとのことだ。

ESMAは同指針について、2017年2月に欧州銀行監督機構(European Banking Authority, EBA)が公表したクラウドサービス提供業者への業務委託に関する勧告と2019年2月に公表された修正版、及び2020年2月に欧州保険年金監督機構(European Insurance and Occupational Pensions Authority, EIOPA)が公表した指針と整合しているという。

諮問書の公表に際し、ESMAの局長を務めるSteven Maijoor氏は以下のようにコメントしている。

クラウドサービス提供業者に業務委託することは、金融機関やその顧客に対してコスト削減や業務効率、及び柔軟性の向上に繋がる可能性があります。一方で、多大なリスクや課題も生じ、特にデータ保護や情報セキュリティなどに関しては適切な対応が求められます。金融市場関係者は業務委託の際には慎重になるべきであり、クラウドサービス提供業者に全幅の信頼を寄せるのではなく、業者の動向及びセキュリティ対策を詳細にモニタリングすると共に、必要に応じて契約を解除できる体制を構築しなければなりません。

Steven Maijoor, Chair of ESMA - ESMAより引用

尚、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、ESMAは上場企業の報告書に関する声明文を公表したほか、ESMAはローン担保証券の格付け関連レポートを公表するなど、金融市場の安定化に向けた施策を矢継ぎ早に講じている。そして今回、クラウドサービス提供業者への業務委託指針に関し、同局はパブリックコンサルテーションを2020年9月1日まで実施する見通しだ。

release date 2020.06.05

出典元:

ニュースコメント

クラウドベースのソリューション開発が拡大

ESMAがクラウドサービス提供業者への業務委託に関して規制を講じることは、足元で多くの金融市場関係者が、クラウドベースのソリューション開発を拡大させていることが背景にあると見られる。例えば、リフィニティブがElektronとXCoreを統合させ、クラウドベースでリアルタイムでのプライシング情報の提供を強化している。また、ナスダック(Nasdaq)がクラウドベースのリスクモデリングサービスをリリースしているほか、CFH ClearingがYour Bourseと提携し、グーグルクラウド(Google Cloud)上で複数のコネクティビティオプションの提供を行う方針を明らかにした。今後も、革新的なテクノロジーの活用を試みる金融機関による、フィンテック企業との提携を通じた、コスト及び業務効率の改善に寄与するクラウドベースのソリューション開発の拡大が予想される。ESMAが打ち出した指針を基に、金融機関の顧客にとって安心・安全な市場環境が構築されることを期待したい。


Date

作成日

2020.06.05

Update

最終更新

2022.01.13

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXで出金できなくなる?収納代行規制で「詰む」トレーダーとは

海外FXで出金できなくなるリスクが高い人について説明します。2026年施行の「クロスボーダー収納代行規制」により、これまで通りの国内銀行送金による出金が難しくなるとみられています。本記事では出金リスクを抑える方法もご紹介します。
update2026.03.30 19:00

XMTradingへ仮想通貨入金をしてみた!安く・早く送金できるルートはどれ?

XMTradingへの仮想通貨入金に安く・早く送金できるルートを検証しました。XRP(リップル)を使えば、手数料は約40円、最短1分で送金が可能です。すぐに試せるように具体的な手順も詳しく解説しています。
update2026.03.03 19:00

海外FXの入出金におすすめの仮想通貨ウォレットは?選び方や注意点も解説

海外FXでの仮想通貨入出金の重要性が高まっています。 ウォレット経由で送金する際、使用するウォレットの選び方にもポイントがあります。本記事では、海外FX入出金におすすめの仮想通貨ウォレットを紹介し、選び方や利用時の注意点なども解説します。
update2026.04.02 19:00

【実測】海外FXのゴールドスプレッドを徹底比較|データで分かった「狭い」だけではダメな理由

Myforex編集部では2026年、今ゴールドのスプレッドが一番狭い海外FX業者はどこなのか調査しました。XMTradingやExnessなど人気5社を含めて実測値を比較。平均値だけでなく早朝や指標時の「スプレッド拡大」も徹底検証しています。
update2026.01.16 19:00

JPYCで海外FXに入金してみた!試してわかったメリット・デメリット

海外FXにおける国内銀行送金や銀行口座凍結のリスクが高まる中、新たな入出金手段として日本円建てステーブルコインのJPYCが注目を集めています。本記事では、実際にJPYCを発行して海外FXへ入金するまでの手順や、試してわかったメリット・デメリットなどを紹介します。
update2026.01.08 19:00

XMTradingの利益出金で新たな懸念?負け越しがあるユーザーは収納代行規制後も出金できるのか

「XMで負け越しているトレーダーは利益を出金できなくなるのでは」という懸念が一部のXMTradingユーザーの間で広がっています。背景にはXMTradingの出金ルールと金融庁によるクロスボーダー収納代行規制があります。本記事では、なぜ仮想通貨送金に切り替えても規制後に利益を出金できなくなる可能性があるのか説明します。
update2026.02.19 19:00

有名アカウントによるMoonshot FXコピトレへの誘導が物議|「中の人交代疑惑」も浮上

Xフォロワー数1万人超のFX系インフルエンサーが、Moonshot FXのコピートレード案件を紹介していることが話題になっています。同社の公式サイトには怪しい点が多く、実体のある業者なのか疑問視する声も上がっています。この記事では、Moonshot FX公式サイトの不審な点や、海外FXユーザーが同社を警戒する理由などを説明します。
update2026.03.12 19:00

Galaxy DAOが運営停止を発表|GEMFOREXユーザーの資金回収が一層困難に

Galaxy DAOが運営を停止することを発表しました。GEMFOREXユーザーの資金返還を巡っては不透明な対応が続いていましたが、今回の発表により、元ユーザーが資金を取り戻すことはさらに困難になる可能性があります。本記事では、Galaxy DAOの運営停止の理由やGBONDの扱いについて説明します。
update2026.02.11 19:00

GMOコインからBitgetに送金してみた!送金手数料や反映時間も解説

Myforex編集部では、GMOコインからBitgetに仮想通貨を送金してみました。感想としては、送金自体は難しくなく、手数料無料で使いやすいものの、通貨によっては最低送金額が高いケースがあると感じました。この記事では、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2026.03.10 19:00

JPYC対応のおすすめウォレットは?海外FXユーザー向けの選び方や注意点を解説

海外FXユーザーの間では仮想通貨入出金が代替手段として注目されており、日本円ステーブルコインJPYCにも期待が集まっています。当記事では、JPYC対応のおすすめウォレットに加え、ウォレットの選び方や利用する上での注意点などを解説します。
update2026.03.16 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない