Select Language

SafeCharge、VISAと提携

SafeCharge、VISAと提携

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:32
SafeCharge、VISAと提携

update 2021.08.31 15:32

ポストコロナを見据え、新たなデジタル決済サービスの提供を模索

電子決済サービスプロバイダーNuveiの子会社であるSafeCharge(本社:1100 René-Lévesque Blvd W, 9th floor, Montreal, Quebec, Canada, H3B 4N4[1])は6月2日、小規模事業者を対象に、Paylinkと呼ばれる新たなデジタル決済サービスを提供すべく、大手クレジットカード会社のVISA(ビザ)と提携したことを発表した。[2]

SafeCharge Localというミッションの達成に向けた新たなデジタル決済ソリューションは、QRコードを用いた決済とオンライン決済に対応しており、店舗のカウンターに並ぶ列を削減し、新型コロナウイルス(COVID-19)のロックダウン解除後におけるフィジカルディスタンスに関連した指針の遵守に寄与するという。

両社の提携に際し、SafeChargeのマネージングディレクター兼グローバルアクワイアリング部門ヘッドであるYuval Ziv氏とNuveiの会長兼CEOを務めるPhilip Fayer氏、VISA英国・アイルランドのマーチャントセールス兼アクワイアリング部門ヘッドであるDominic White氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我が社は新型コロナ禍において生き残りをかける事業者に役立つツールを提供すべく、テクノロジーと柔軟性、業界知識を活用して、新型コロナウイルス危機への対応を強化しております。我々は、ロックダウン解除後にはこれらの事業者が収益拡大に向け、オンライン上でのプレゼンス強化に取り組むと確信しております。また、消費者もPaylinkなどのデジタル決済を活用した購買を続ける可能性が高いでしょう。我々は新型コロナウイルス危機の影響を受ける事業者のサポートに強くコミットしており、共にこの危機を乗り切りたいと考えております。

Yuval Ziv, MD of SafeCharge and head of global acquiring - SafeChargeより引用

今も尚、多くの小規模事業者には克服すべきデジタル格差が存在しておりますが、新型コロナ禍の中で、複数の事業者がSafeChargeのサービスを即座に活用し、ビジネスモデルの転換を図っております。

Philip Fayer, Nuvei's chairman and CEO - SafeChargeより引用

新型コロナウイルスのパンデミックを受け、規模の大小に関わらず、全ての事業者がデジタル化を進めております。消費者は日々の生活においてデジタル決済を利用し続けており、我が社はSafeChargeのようなパートナーと協働して、事業者のビジネスの再構築をサポートするサービスを提供する意向であります。

Dominic White, Visa's head of merchant sales and acquiring for UK and Ireland - SafeChargeより引用

SafeChargeがVISAと手を組み、足元の市場環境や消費動向に即したサービスを提供することで、更なる顧客利用の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.06.04

出典元:

ニュースコメント

消費のニューノーマルを捉えたソリューション開発に期待

2019年8月、Nuveiが8億9,900万ドルの全額現金取引で買収したSafeChargeは、中東欧の国々を中心にヨーロッパ市場の開拓を模索している。2020年5月に、同社はフランスの主要決済システムであるCartes Bancairesに加盟したことで、約300種類のグローバル決済手段を提供できるようになった。また、SafeChargeは深センにオフィスを開設し、中国市場を始めとするアジア地域の顧客サービスの拡充も模索している。他方で、新型コロナ禍において世界保健機関(WHO)が非接触型決済の利用を推奨する中、既に消費者の間ではオンライン消費及びデジタル決済の利用が拡大している状況だ。デジタル決済を巡る他社動向を探ると、欧州大手決済業者4社が業界団体を設立し、デジタル決済を推進する意向を示しているほか、PaysafeがWorldpayと提携し、オンライン賭博・ゲーム分野のデジタル決済サービスを提供するという。今後も、多くの企業が革新的なテクノロジーを活用し、消費のニューノーマルを捉えた決済ソリューションを開発することを期待したい。


Date

作成日

2020.06.04

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

Bybitが日本ユーザーの新規登録を停止!日本撤退で海外FXユーザーにも影響大か?

Bybitが2025年10月31日をもって日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。既存ユーザーは継続利用できるものの、締め出しも時間の問題と予想する声も少なくありません。本記事では、Bybitの発表内容や海外FXユーザーへの影響などを解説します。
update2025.11.06 19:00

FXGT破綻の噂がSNSで再浮上、CEOは「完全なデマ」と否定

海外FX業者のFXGT(エフエックスジーティー)が「経営破綻の危機にある」との噂が一部で広がっています。噂が流れているのは主にX(旧Twitter)で、FXGT公式はこれを否定しています。当サイトではFXGTにこれらの噂について、事実確認を行いました。
update2025.11.04 19:30

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

XMはゴールド(XAUUSD)のスプレッドも広い?ボーナス取引で実質お得

XMTradingのゴールド(XAUUSD)はスプレッドこそ狭くないものの、スワップフリー口座や豪華ボーナス、約定スピードの速さで十分に利用の検討余地があると言えます。当記事ではXMTradingでゴールド取引が向いている・向いていないトレーダーを他社と比較しながら解説していきます。
update2025.10.22 19:00

Exnessで10月に2度もサーバーダウン!?SL設定のユーザーは損失補填

海外FX業者のExnessで、10月に2度のサーバーダウンが発生しています。一連のトラブルが原因で、損失を被ったユーザーも少なくないようです。本記事では、報告されている不具合やExnessが実施した補償などについて説明します。
update2025.10.30 19:30

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

香港エキスポでAxiブースが襲撃される、規約違反のトレーダーによる抗議と判明

香港で開催された「iFX EXPO Asia 2025」の会場で、海外FX業者Axiのブースが襲撃される騒動が発生しました。騒動を撮影した動画がSNS上に投稿されたことで、一部の海外FXユーザーの間で注目を集めています。本記事では、今回の襲撃騒動の経緯とAxi側の説明などをご紹介します。
update2025.11.04 19:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

PayPayを使って海外FXとの入出金が可能に?Binance JapanとPayPayが提携を発表

Binance JapanとPayPayが業務提携を発表し、PayPayマネーを使った仮想通貨購入サービスの提供などが検討されています。本記事では、Binance JapanとPayPayの提携内容や、PayPayを使った海外FXとの入出金フローなどを解説します。
update2025.10.17 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル