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PaysafeとWorldpayが提携

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update 2021.08.31 15:27
PaysafeとWorldpayが提携

update 2021.08.31 15:27

インターネットゲームとスポーツベッティング決済を強化

SkrillやNETELLERを子会社に持つ決済サービスプロバイダーのPaysafe(本社:Queen Victoria House, 3rd Floor, 41-43 Victoria Street, Douglas, Isle of Man[1])と、グローバル決済関連テクノロジーを提供するWorldpay, LLC【以下、Worldpayと称す】が、新たな戦略的提携を結んだことが明らかとなった。両社は、米国内にてカジノや宝くじなどを含むインターネットゲーム(iGaming)やスポーツベッティングの分野で、新たにエンドツーエンド(End-to-End, 通信を接続元と接続先のエンドシステムで行う)の決済サービスを開始する見込みだ。オランダやベルギーなど欧州で決済サービスRapid Transferを提供するPaysafeは、今回の提携でさらなる業務拡大が進むこととなった。

この提携により、クレジット情報を何度も入力することのないシームレス化された決済システムの導入と取引コストの削減を同時に実現することが期待される。WorldpayとPaysafeが協働して提供する決済サービスにより、Worlpayが誇る最適化されたクレジットカード決済処理や即時決済といった資金決済サービスを活用できるようになる。また、Paysafeが運営するNETTELLERのデジタルウォレットや、電子マネーソリューションであるpaysafecardを含むオンライン賭博・ゲーム分野のデジタル決済サービスも利用可能となり、様々な決済手段に対応したサービス提供ができるようになる見込みだ。

この度の提携に際し、PaysafeのCEOであるJoel Leonoff氏と、Worldpayのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼グローバルエンタープライズ・eコマース部門ヘッドのShane Happach氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

Worldpayとの提携を通じ、我々は安全で費用対効果も高く、且つ様々な決済手段を設定可能な決済プラットフォームというこれまでに類のない高付加価値な利用環境を提供することで、米国のインターネットゲーム業者やそのお客様のニーズに的確に応えることができるようになるでしょう。我々の革新的な決済サービスにより、ゲーム利用者がいかなる決済方法を選択しようとも、全ての決済取引に対応が可能になります。我々は、インターネットゲームやスポーツベッティングという新興の成長産業を決済サービスの分野でサポートしていけることを大変喜ばしく思っております。

Joel Leonoff, CEO of Paysafe - Paysafeより引用

インターネットゲーム企業、国営宝くじ、そしてランドカジノ(カジノ施設でのカジノ)向けに決済サービスを提供するリーディングカンパニーとして、Paysafeとパートナーシップ契約を締結することで、これまで以上に様々な決済手段に対応し、新たなにデジタルウォレットサービスを提供することもできるようになります。くわえて、詐欺のリスクや決済費用を低減させることにも繋げられることを喜ばしく思っております。両社がお互いの強みや特性を共有することで、ゲーム事業者にとって決済を簡素化できるだけでなく、全ての取引の健全性を保つという我々がゲーム業界で担う使命にも継続的に取り組んでいけるでしょう。

Shane Happach, EVP, Head of Global Enterprise eCommerce of Worldpay - Paysafeより引用

PaysafeとWorldpay両社の強みを活かしシナジーを発揮していくことで、ゲーム業界においては、ゲーム利用者の決済手段を増やし高付加価値な顧客サービスを提供できるようになり、コンバージョン(ウェブサイトにおける商品購入などの目標達成、成果)やリテンション(顧客維持)を高められることが期待される。インターネットゲームやスポーツベッティング分野での決済サービスを開始するにあたり、両社はシステム統合を図ることでシームレスな決済サービスを提供すると共に、クレジットカード決済処理やデジタルウォレット、現金決済ソリューション、ACH(Automated Clearing House、小口決済システム)、即時決済に似たプッシュペイメント(消費者がカード会社へ決済処理を依頼する仕組み)など広範囲に及ぶ決済ソリューション・サービスを展開していく意向である。

release date 2018.11.27

出典元:

ニュースコメント

飛躍的成長が見込めるネットゲーム市場

米国のインターネットゲームの世界は、米国連邦最高裁判所(U.S. Supreme Court)が2018年5月に、全米の州でスポーツ賭博の解禁を認める判断を下して以降、株式市場ではカジノ運営会社やゲーム機械製造会社の株が急上昇するなど、インターネットゲーム市場は大幅に拡大している。また、オンラインゲームのPlaytech社の株式をJPモルガンが大量取得したことが報道されるなど、機関投資家の業界への動きもみられている。米国ゲーミング協会(the American Gaming Association)によれば、米国のスポーツベッティング市場は、オンライン・オフライン(インターネットによらずベッティングオフィスにて直接ベットする)の総売上高は1,500億ドルにも膨れ上がる見通しで、世界最大のスポーツベッティング市場に成長する見込みであるという。これらのことから、米国のインターネットゲーム市場は、非常に大きな可能性を秘めた市場であることが伺える。そのような市場環境のもと、この度PaysafeとWorldpayが提携し、両社の協働による付加価値の高い決済サービスの利用拡大も見込まれ、市場はますます活発になることが期待されるだろう。


Date

作成日

2018.11.27

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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