Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

ビットコイン価格の暴落でマイニング活動が減退

ビットコイン価格の暴落でマイニング活動が減退

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:27
ビットコイン価格の暴落でマイニング活動が減退

update 2021.08.31 15:27

60万から80万人規模のマイナーが活動停止か

2017年以降、初めて4,000ドルを割り込んで、最悪の状況となっているビットコイン(BTC/USD)だが、ここ数週間の価格暴落がマイニングの収益性に作用しており、60万人から80万人規模のマイナーの活動停止を招いた可能性があると示唆されている。

この見解を示したのは、世界第3位の規模を誇るマイニングプール、F2poolの共同創設者であるMao Shixing氏で、正確な数を把握することは難しいとしているものの、大手マイニングファームに聞くところ、ここ数日間だけでも数万単位でマイナーが離脱していることが確認されているという。今回、ビットコイン価格が急落したことによって、獲得できるマイニング報酬額と電力コストやマシンコスト、設備費用のバランスが崩れ、マイナーが以前のような収益性を維持することが厳しくなったことが主な原因だと考えられる。 Shixing氏によると、今回の価格変動で最も割りを食ったのは、Bitmain Technologies Ltdが開発したT9+やCanaan Creative Co., LtdのAvalinMiner 741のような、電力効率の悪い古いタイプのASICを搭載したマイニングマシンを利用していたマイナーだという。

11月中旬ごろからのビットコイン価格の下落に伴い、ハッシュパワーの低下も観測されており、ビットコインネットワーク全体では、11月10日の4,700万TH/s(テラ毎秒)から11月24日の4,100万Th/sまで偏移している。これに準じて、F2poolのハッシュパワー占有率も11.4%から10%へと低下しており[1]、同社の収益性にも影響を及ぼしていることがわかった。

Shixing氏は、このハッシュパワーの低下は、いくつもの要因が重なり合って発生したとしているが、第一にマイニングハブとなっている中国市場での電力コスト増加の影響を挙げている。中国では、冬季に水力発電による発電量が落ちることから、割高な石油燃料に頼ることになり、まさに今、電力料金のピークを迎えているという。これにより、多くのマイナーがマイニング活動を停止したことが考えられる。また、軒並み競争力を失った古いマイニングマシンが、ネットワーク上から撤退していることもこの流れに拍車をかけたようだ。

しかしながら、一方で、Shixing氏は、このような状況でも希望はあるとの意見も示している。ビットコインには、14日スパンで難易度を調整するアルゴリズムが搭載されており、ハッシュパワーが不足する状況下では、マイニングの難易度は低下する傾向にあるという。 つまり、今を凌げば、マイニング環境が好転する可能性も見えて来るということだ。

release date 2018.11.27

出典元:

ニュースコメント

サバイバルが激化するマイニング業界

現在、ビットコインやビットコインキャッシュなどで主流となっている、ある特定のアルゴリズムを持つ仮想通貨専用に設計されるASICを利用したマイニングは、2017年頃までは効率的な手法として確立されていた。しかし、アルゴリズムの変更や難易度の向上などで、消費電力やマシンコストが増加し、採算を取ること自体が難しくなってきており、マイニング企業のサバイバルは激化している。先日、破産申請を行なったギガワットに象徴されるように、マイニング業界は不況に突入したとも言われており、中国でも、中小規模のマイニング企業やマイニングマシンを製造する企業の倒産が相次いで報告されているという。その影響で、中国では大量のマイニングマシンが通常の20分の1の価格で投げ売りされるケースも発生しており、特に旧型のマシンが多く市場にあふれている状態だ。ビットコイン価格の急落が全ての元凶とも言えるが、どちらにせよ、マイニング業界は持続可能なモデルへと再編が必要な時期に迫っていたのかもしれない。


Date

作成日

2018.11.27

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

豪華なのに難しい?XMTradingが開催中のクリスマス入金ボーナスプロモーションは「アリ」なのか?

XMTradingで最大$25,000を獲得できる入金ボーナスキャンペーンが開催され注目を集めています。一見すると豪華なキャンペーンにみえますが、一般的な入金ボーナスとは条件が異なり、一部では条件が厳しいとの声もあります。本記事では、参加する価値のあるイベントなのかを説明します。
update2025.11.26 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

Vantage Tradingが年末トレード大会を開催!ランク外でも賞金獲得のチャンスあり

Vantage Tradingが、年末恒例となる大型トレード大会「年末ミリオンジャンボ2025」の開催を発表しました。今回のイベントでは副賞も用意されているので、ランク外でも賞金獲得のチャンスがあります。この記事では、参戦を検討しているユーザー向けに、各種条件やルールを説明します。
update2025.11.28 19:00

Exnessの乗り換え先としてXSはアリ?スペックを比較

取引環境の良さから玄人にも人気のExnessですが、最近は出金トラブルなどが発生しており、今後の取引環境に不安を抱くユーザーも増えています。本記事では、有力な乗り換え先であるXS.comと取引環境・条件を比較し、乗り換え先として相応しいかどうかを検討します。
update2025.11.20 19:00

Bybit P2P利用で銀行口座凍結・詐欺容疑者に?海外FXユーザーが知るべき巻き込まれリスクとは

Bybit P2Pを利用したユーザーが銀行口座凍結されたことに加え、詐欺容疑者として取り調べを受けたというSNS投稿が話題になっています。本記事では、話題となった投稿の内容や、海外FXユーザーがP2P取引の利用を避けるべき理由などを解説します。
update2025.11.12 19:00

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

仮想通貨送金対応のBXONEは「使える」eウォレットなのか?海外FXユーザー目線で比較

仮想通貨対応オンラインウォレットとしてBXONEが一部の海外FXユーザーの間で注目されています。本記事では、BXONEが「使える」オンラインウォレットなのか海外FXユーザー目線で他社と比較します。
update2025.12.09 19:00
promotion promotion

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル