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Advanced Markets、Financial Commissionと提携

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update 2022.11.21 15:07
Advanced Markets、Financial Commissionと提携

update 2022.11.21 15:07

流動性やプライムブローカレッジサービスなどを提供

機関投資家向けFXリクイディティプロバイダー(流動性供給業者)及びプライムオブプライムブローカー(PoP)であるAdvanced Markets(本社:94 Solaris Avenue, Camana Bay, P.O. Box 1348, Grand Cayman, KY1-1108, Cayman Islands[1])は5月13日、FXやCFD、仮想通貨ブローカーと投資家との紛争解決に特化した第三者機関であるFinancial Commission【以下、FinaComと称す】とパートナーシップ契約を締結したことを発表した。[2]

今回の提携により、FinaComへの加盟が認可されたブローカーは、Advanced Marketsが誇るワールドクラスの流動性サービスや、クレジット及びテクノロジーソリューションを活用できるようになるとのことだ。また、同機構は加盟企業に対して、ブローカレッジ費用100万ドルにつき2ドルのクレジットを付与する付加価値サービスも提供するという。FinaComは合理化された柔軟性のあるプログラムの下、加盟企業はカスタマイズされた最適な流動性やクレジットソリューションに加え、取引コストを抑えるために新たに開発した特別ディスカウントサービスも利用できるとコメントしている。

2020年2月、FinaComが公表した2019年度年次報告書によると、2019年度訴訟件数は前年度比7%増の1,012件、投資家からの請求金額も約740万ドルと、2018年度と比較して2倍以上に増加し、過去最高に達したという。一方で、訴訟解決にかかる平均日数は6.77日と、前年度比14%の改善が見られたとのことだ。

尚、Advanced Marketsは海外FXブローカーや銀行、ヘッジファンドなどの法人顧客を対象に、DMA(Direct Market Access、取引所に直接注文を出す形態)方式の取引をサポートするソリューションやクレジット関連及びテクノロジーソリューションを提供している。足元ではAdvanced MarketsはTradesocioと提携したほか、Advanced MarketsはTradeforaと提携するなど、フィンテック企業との積極的な戦略的提携を通じてサービス機能の強化を図っている。そして今回、Advanced MarketsはFinaComとパートナー契約を締結し、加盟企業向けに充実した流動性サービスなどを提供することで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.05.18

出典元:

ニュースコメント

充実した付加価値サービスを提供し存在価値を高めるFinaCom

FinaComは、海外FX・CFDブローカーやテクノロジープロバイダー、ブロックチェーン関連企業、プラットフォーム提供業者など41社が加盟する外部紛争解決(External Dispute Resolution, EDR)機関だ。最近ではForex4youがFinaComに加入したほか、DeltaFX、FXTM、AMarkets、Alpariなども加盟企業に名を連ねている。投資家にとっては、同機関に加盟する企業を相手取った訴訟において、1件当たり最大20,000ユーロの補償を受けられるメリットがある。また、FinaComはAdvanced Marketsを通じた取引に伴うクレジット付与に加え、独立系第三者機関であるVerifyMyTradeと提携し、透明性の高い執行及びプライシング機能の提供を認証するサービスを行っている。更に、Tradeforaともパートナー契約を締結し、取引前及び取引後の執行分析サービスを提供するなど、加盟企業向けの付加価値サービスの強化を図っている状況である。海外FXブローカーにとってはFinaComに加盟することで、投資家に信頼や安心感を提供すると共に、同機関の多岐にわたる付加価値サービスを利用できるため、FinaComの利用価値が高まっていると言えそうだ。


Date

作成日

2020.05.18

Update

最終更新

2022.11.21

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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