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INTL、StoneX Group Inc.へとブランド名を刷新する意向

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update 2022.07.08 17:58
INTL、StoneX Group Inc.へとブランド名を刷新する意向

update 2022.07.08 17:58

グローバルリブランディング戦略を推進させる方針

米国にて幅広い金融事業を展開しているINTL FCStone Inc.(本社:155 East 44th Street, Suite 900, New York, NY 10017[1])【以下、INTLと称す】が、株主の承認を条件として、StoneX Group Inc.【以下、StoneXと称す】へとブランド名を刷新する意向であることが明らかになった。[2]

INTLにとって現在のブランド名は、2011年に行われたInternational Assets Holding CorporationとFCStone Groupの合併を受けたものである。9年以上にわたり同ブランドを運営してきたが、同社経営陣はグローバルリブランディング戦略の一環として、ブランド名の刷新を行う方針とのことだ。INTLによると新ブランド名には旧ブランド名の一部であり、強力なブランドエクイティを誇るStoneを残すと共に、取引所やデジタル化、革新を表現するXを組み合わせたという。また、新ブランド名は旧ブランド名と比較してより特有であり、読みやすく且つ簡単に覚えられるほか、自社プラットフォームのデジタル化とマーケットプレイスの革新という戦略的に重要な要素も含まれているとのことだ。

StoneXはINTLの全ての経営資源を引き継ぐという。また、顧客及びパートナー企業は同社のブランド名変更に伴う手続きは必要なく、全ての既存口座は自動的に新会社に移行されるとのことである。

尚、2020年3月、INTLはGAINを買収することを発表した。約2億3,600万ドルに上る買収は全額現金を用い、取引完了のための条件を満たすと共に、GAINの株主や当局の承認を得た後の2020年半ばに完了する見通しだ。同買収契約には、経営状態に重要な悪影響を及ぼす事由が発生した場合に、GAINがINTLに900万ドルの解約手数料を支払うことで契約を白紙に戻す権利条項が含まれている。両社の買収の行方を見据えつつ、INTLが新ブランド名の下で画期的なソリューションを提供することに期待したい。

release date 2020.05.18

出典元:

ニュースコメント

四半期ベースで過去最高益を叩き出したINTL

1924年に創業したINTLは、複数の子会社を通じて、執行やリスク管理、アドバイザリーサービス、マーケットインテリジェンス(市場調査・分析)、決済サービスに加え、機関投資家向けに国際優良銘柄や米国預託証券(ADR)取引サービスを提供する有力金融サービスプロバイダーだ。2018年には、同社の店頭(OTC)取引額が490億ドル超に上り、店頭市場全体の16%を占めたという。また、INTLが5月6日に発表した2020年度第2四半期決算においては、新型コロナウイルス(COVID-19)禍において市場のボラティリティが大きく高まる中、営業収益及び純利益は四半期ベースで過去最高を叩き出しており、同社の業績は好調に推移している模様だ。INTLはGMPやGIROXX、UOB子会社など数々の企業買収を成功させると共に、INTL英国法人がFXGOを活用するほか、ブローカーディーラー部門であるINTL FCStone Financialがカナダ株式取引プラットフォームをリリースするなど、サービス機能の強化も図っている。INTLが買収などを通じて積極的に業容拡大を図ることで、更なる収益増加が期待できそうだ。


Date

作成日

2020.05.18

Update

最終更新

2022.07.08

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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