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三井住友FGとSBIが提携

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update 2021.08.31 15:32
三井住友FGとSBIが提携

update 2021.08.31 15:32

デジタル領域や対面領域など包括的な分野でサービス強化

株式会社三井住友フィナンシャルグループ(本社:東京都千代田区丸の内一丁目1番2号[1])【以下、三井住友FGと称す】とSBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区六本木一丁目6番1号[2])【以下、SBIと称す】は、デジタル領域や対面領域など包括的な分野における戦略的な資本及び業務の提携に関する基本合意書を締結したことを発表した。[3]

今回の提携を通じて、三井住友FGはサービスのデジタル化を推進させる一方で、SBIはデジタルソリューションを活用した対面証券サービスの強化を図る意向だ。また三井住友FGは2020年6月までに数十億円を投じて、SBI傘下のスマホ専業証券であるSBIネオモバイル証券の発行済み株式の20%を取得する見通しである。尚、SBIネオモバイル証券は数百円の元手もしくはTポイントを活用した投資が可能であり、若年層の間で支持されている状況だ。

両社は商品・サービス及びソリューションの相互利用や証券システムの内製化・共通化を進めると共に、ミレニアル世代をターゲットにした商品・サービスの提供や投資信託、保険などの商品ラインナップの強化を図る意向である。また、三井住友FGはSBIが今後設立する予定の1,000億円規模のファンドにも出資する見通しだ。尚、同ファンドは主にフィンテックやブロックチェーン、次世代通信規格の5Gといった分野に投資するという。更に同行は、SBIが提携する地方銀行にフィンテックや共通システムを提供する新会社にも資本参加する方針である。

両社が包括的な戦略的提携に向けて合意したことにより、如何なるデジタルソリューションを開発するのか、今後の動向に注目したい。

release date 2020.04.30

出典元:

ニュースコメント

金融業界に押し寄せるデジタル化の波

金融業界においては、デジタル化の波が勢いを増している。三井住友FGのような伝統的な金融機関にとって、画期的なソリューションを提供するフィンテック企業や、圧倒的な顧客基盤を誇り、膨大なデータを駆使するプラットフォーマーなどとの顧客獲得競争は熾烈を極めている状況だ。このような市場環境下において、各金融機関は顧客の利便性向上や新たな付加価値の提供に向けて、サービスのデジタル化が緊喫の課題になっている。三井住友FGはネット証券最大手のSBIと手を組むことで、デジタルネイティブな若年層やデジタルシニアなどの広範な顧客層の獲得に向け、サービスのデジタル化を推進させる意向である。一方で、SBIはR3のブロックチェーンを導入したり、SBIはSecuritizeへ出資してブロックチェーン関連ビジネスの拡大を模索するなど、先進的なテクノロジーを活用したデジタルソリューションの開発を推し進めている。世界の動向に目を転じると、モルガンスタンレーがEトレードの買収を表明しており、サービスのデジタル化を一段と強化する方針だ。金融業界に変革をもたらすデジタル化の波が押し寄せる中、多くの金融サービスプロバイダーが顧客の利便性向上に繋がるデジタルソリューションを開発することを期待したい。


Date

作成日

2020.04.30

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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