Select Language

バイナンス、慈善団体を通じて数百万ドル規模の寄付を実施

バイナンス、慈善団体を通じて数百万ドル規模の寄付を実施

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:28
バイナンス、慈善団体を通じて数百万ドル規模の寄付を実施

update 2021.08.31 15:28

新型コロナウイルスに対処するための医療物資を提供

大手仮想通貨取引所のBinance【以下、バイナンスと称す】は、世界的な新型コロナウイルスの脅威を受け、数百万ドル規模の資金を投じて寄付を実施することを発表した。[1]

今月3日に開催されたAsk-Me-Anything【以下、AMAと称す】のセッションでバイナンスのCEOであるChangpeng Zhao氏は、同社が運営する慈善団体のBinance Charity Foundation【以下、BCFと称す】を通じて最大200万ドルの寄付を行うと同時に、少なくとも240万ドル相当の仮想通貨を医療物資の購入に充てることを公言している。Zhao氏はバイナンスが既に240万ドルの寄付を行なったと主張しているが、今の所、BCFのウェブサイト上では100万ドル分しか確認されていない。また、Zhao氏は医療物資に関して3月20日時点で中国内300か所の医療機関に数十万点の防護服を配送したと言及し、その他物資も直接現地に送り届けられることを明らかにした。BCFによると、同団体は個人からも仮想通貨による寄付を受け取っており、現時点で20万ドル相当の資金をプールしているという。

これに加えてZhao氏は、新型コロナウイルス関連の寄付について次のようにコメントした。

我が社はマスクや人工呼吸器、その他医療物資を寄付しており、その総額は約500万ドルに達すると見積もっています。今週はイタリアに物資を配送し、今後は米国やドイツ、その他被害を受けた国もできれば支援していきたいと思っています。

Changpeng Zhao, CEO of Binance - Binance Blogより引用

今回のAMAのセッションでZhao氏はバイナンスが情報サイトのCoinMarketCap【以下、CMCと称す】を買収した事実に触れ、同社がCMCの独立した運営体制に干渉する意思がないことを繰り返し説明した。この買収に関して多くのユーザーが疑問を呈していたものの、Zaho氏はバイナンスの取引量などの情報を操作しないことを明示している。先月、BUSDの時価総額が1億ドルを突破するなど、バイナンスは仮想通貨業界での影響力を強めているが、ユーザーは同社の取り組みをどう評価するのか、今後もその動向を見守っていきたい。

release date 2020.04.07

出典元:

ニュースコメント

事業ポートフォリオの拡充を図るバイナンス

最近、バイナンスは立て続けに新しいサービスを展開しており、同社のエコシステムを積極的に強化する動きを見せている。今年2月にバイナンスはBinance Cloudを立ち上げ、取引所を運営するためのインフラやバックエンドサポートを提供することで新規参入企業の需要を取り込もうとしているようだ。これに加え、バイナンスはマイニングプールの立ち上げを計画していることを明らかにし、OKExやHuobi(フォビ)などの競合他社を追従する形で事業拡大に踏み切ろうとしている。また、Zhao氏はグローバル市場への進出も継続的に行う方針を貫いており、直近では南アフリカランドを軸とした通貨ペアのサポートを開始したばかりだ。その他にもバイナンスは多方面でパートナーシップを締結しており、既存事業とのシナジー創出を図っているだけに、今後も仮想通貨市場での躍進が期待できると言えるだろう。


Date

作成日

2020.04.07

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

仮想通貨INITの将来性は?アプリチェーン統合レイヤー1「Initia」の特徴や評判

仮想通貨INITは、複数のアプリチェーンを統合するレイヤー1ブロックチェーン「Initia」のネイティブトークンです。当記事では、INITの将来性やSNSでの評判、Initiaの特徴などを解説します。
update2025.04.24 19:00

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

BybitがMT5から仮想通貨商品を削除!変更点や今後の影響は?

2025年4月18日、大手海外取引所のBybitがMetaTrader 5から仮想通貨商品を削除することを発表しました。今後、BybitでMT5を利用した仮想通貨取引はできなくなります。2025年5月2日までに全ポジションが強制決済されるため、ユーザーは早急な対応が求められます。
update2025.04.23 19:00

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

MT4/MT5対応の通貨強弱インディケータを徹底比較!無料で使えるおすすめは?

通貨強弱インディケータを使うと各通貨の強弱が一目で分かり、初心者でも視覚的に相場状況を把握できます。この記事では、無料のおすすめインディケータを比較し、選び方や活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:30

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

キャプテン翼-RIVALS- がJOHNトークンのエアドロを発表!LINEなどで遊べるMini Appの独自トークン

「キャプテン翼-RIVALS- Mini App」は、キャプテン翼のIPを活用したWeb3ゲームです。2025年4月にJOHNトークンのエアドロップが予定されており、注目を集めています。本記事では、JOHNトークンの特徴、エアドロップの仕組み、将来性などを解説します。
update2025.03.27 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル