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バイナンス発行のBUSD、時価総額が1億ドルを突破

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update 2021.08.31 15:28
バイナンス発行のBUSD、時価総額が1億ドルを突破

update 2021.08.31 15:28

ここ1カ月で時価総額が2,200万ドルから400%増加

Binance【以下、バイナンスと称す】が発行する米ドル建てのステーブルコインであるBinance USD【以下、BUSDと称す】は、その時価総額が1億ドルを突破し、仮想通貨市場で主要な存在になりつつある。[1]

イーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン上で動作するBUSDは、主にバイナンスでの仮想通貨取引に利用されており、その時価総額が1億1,500万ドルを記録しているという。今年1月にバイナンスはNYDFSの承認を受けたばかりだが、ここ1カ月で同ステーブルコインの時価総額が2,200万ドルから400%増加している。これに関してPaxosの共同創立者であるRich Teo氏は、仮想通貨市場が既存のステーブルコインの代替となるソリューションを求めている証拠だと語った。

しかしながら、現在、最大のステーブルコインであるテザー(Tether)の時価総額は46億ドルに達しており、BUSDやその他のステーブルコインに大きく差をつけている。実際にバイナンスでは多数のステーブルコインを基軸とした通貨ペアがリスティングされているが、その取引量のほとんどがテザーによるものだ。ビットコイン(Bitcoin)ペアでの日間取引量で比較すると、テザーが6億1,100万ドルなのに対し、BUSDは1,600万ドルに留まっている。

仮想通貨市場ではその他にもステーブルコインが運用されており、大手取引所であるコインベースのUSDコイン(USD Coin)が4億600万ドル、Paxosのパクソス(Paxos Standard)が2億600万ドルの時価総額を付けている。バイナンスなどのグローバル市場を対象とした取引所では、ステーブルコインに対する強い需要が生じているだけに、今後はBUSDの更なるシェア拡大に期待したい。

release date 2020.03.13

出典元:

ニュースコメント

ステーブルコインの運用で問題を抱えるテザー社

多くのステーブルコインは安定性を向上させるために、その価値を法定通貨で担保している。テザーも例外ではなく、テザー社は膨大な額の準備金を管理しているが、監査スキームがうまく機能しておらず、これまでに客観的かつ公平な第三者機関からの報告書などは提出されていない。結果的に一時0.94ドルまで値を落とすなど、運用の不透明さに懸念が高まると同時に、テザーは不安定通貨と揶揄される状況に陥った。これに加え、テザー社はニューヨーク州司法長官(The New York Attorney General)【以下、NYAGと称す】に準備金に関する文書の提出または立入検査を求められており、運用体制に起因する問題がいよいよ表面化し始めているようだ。米最高裁はNYAGのテザー調査を差止したものの、テザー社はどのような方法でこの窮地を乗り切ろうとしているのか、今後も同社の取り組みを見守っていきたい。


Date

作成日

2020.03.13

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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