Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

米最高裁、NYAGのテザーに関する調査執行を一時差止

米最高裁、NYAGのテザーに関する調査執行を一時差止

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:30
米最高裁、NYAGのテザーに関する調査執行を一時差止

update 2021.08.31 15:30

判断に時間が必要だとして差止命令を延長

ニューヨーク州司法長官(The New York Attorney General)【以下、NYAGと称す】は仮想通貨取引所であるBitfinex【以下、ビットフィネックスと称す】とステーブルコインを発行するTether Limited【以下、テザー社と称す】に対し、テザー(Tether)の準備金に関する文書の提出、または立ち入り検査を受け入れるよう求めていたが、先日開催された公聴会の結果、最高裁判所が最終的な判決を先延ばしにしたことが明らかになった。[1]

ビットフィネックスが損失補填を行うために不安定通貨と揶揄されるテザーの準備金を利用していることが発覚した今年4月以降、NYAGはこの件に関しての調査権限を執行する意思があることを示しているが、ビットフィネックスおよびテザー社側の異議申し立てがあり、最高裁判所から調査に対する差止命令が出ていたという。今月29日、ニューヨーク最高裁判所のJoel M. Cohen裁判官は最終的な判決を下すには時間が必要だということから、この差止命令を延長することを決定した。

Cohen氏は、この差止命令の延期を決定した理由に関して次のように説明している。

この訴えを破棄すると考えた場合、差止命令の延長はなかったと言えるでしょう。最終的な判断を下すまで差止命令を延長し、現状維持を図るのが狙いです。

Joel M. Cohen, Judge at New York Supreme Court - CoinDeskより引用

最高裁判所は差止命令を90日間延長すると同時に、テザー社からビットフィネックスへの今後の資金提供を禁止しているが、その期間中、両社は通常通りの営業を継続するようだ。ビットフィネックスはある決済業者による8億5,000万ドルの損失を補填するためにテザーの準備金に手をつけたと言われており、内部にはこのローンの実態を示す書類が存在すると推測されている。テザー社はビットフィネックスに対する信用与信枠を900万ドルに拡大し、資金提供を行っているが、この取引はあくまでも両社の独立した判断であることを強調した。

NYAGは両社の動きがニューヨーク州内の住人に対しても悪影響を及ぼすとの議論を展開しているものの、ビットフィネックスとテザー社の弁護士は当局が介入する権限はないと反論している状況だ。これに対してNYAGは、ニューヨーク州を拠点にする仮想通貨関連企業のGalaxy Digitalが2019年初旬からビットフィネックスのサービスを利用していることを指摘し、この問題に無関係ではないことを示した。ビットフィネックスの顧問弁護士は、同社の事業が実際にはニューヨーク州を拠点としていないことから、Galaxy Digitalとの契約がECPs(Eligible Contract Participants)に該当するため、当局に管轄権はないと発言しているが、裁判所はどのような判断を下すのか、今後の展開を見守っていきたい。

release date 2019.07.30

出典元:

ニュースコメント

裁判結果に仮想通貨市場の注目が集まる

今月のビットコイン価格は短期的な下げトレンドを形成しており、一時は重要な支持線となっている9,000ドルを割り込む動きを見せるなど、今年初めから続く仮想通貨市場の好調を疑わざるを得ない状況に陥っている。月末にかけては、ビットフィネックスに対する公聴会の結果が注目のイベントとなっていたが、明確な材料は出てこず、ビットコイン価格も強い方向性を示せずにレンジ相場の様相を呈しているようだ。ビットフィネックスおよびテザー社が運営の健全性を示すことができれば、Facebookの独自仮想通貨、リブラを初めとするステーブルコインの流通拡大や仮想通貨市場全体にとっても大きなプラスとなる可能性があるものの、今の所、NYAGの追及に逃げ惑っている印象が強い。過去にテザー社は準備金に関する調査文書を公開したが、その内容は極めて信ぴょう性に欠けるもので、仮想通貨コミュニティの疑念を強める結果に終わった。今回、当局の介入により疑惑の真相が明らかになる可能性があるだけに、今後、NYAGの動きには大いに期待したい。


Date

作成日

2019.07.30

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

海外FXとの仮想通貨入出金にはBitgetがおすすめ!FXトレーダーに最適なBitgetの使い方

海外FXの入出金に使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBitgetがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBitgetの使い方を紹介します。
update2025.12.12 19:00

bitwallet利用で国内銀行口座が凍結?将来的に出金できなくなるリスクあり

2025年12月現在、bitwalletの入出金が直接的な理由となって、国内銀行口座が凍結されたと断定できる情報は確認されていません。しかし、海外FX業者と国内銀行を取り巻く環境は大きく変わりつつあり、「これまで問題がなかったから今後もbitwalletは安全」とは言い切れない状況になっています。本記事では改正された資金決済法がbitwalletに与える影響や将来的なリスクについて説明します。
update2025.12.29 19:00

【話題】XMTradingが完全終了?利用者がいま押さえるべきポイントとは

2025年12月の半ば頃から、日本で最も知名度の高い海外FXブローカー「XMTrading」が、凋落の一途を辿る可能性を示唆する投稿がX上で突如話題となり、議論が巻き起こっています。当サイトMyforexは過度な不安視は不要と考えます。本記事ではその理由を説明します。
update2025.12.23 19:00

XMTradingがロイヤルティプログラムを改悪?ステータスが下がったユーザーも

海外FX業者のXMTradingがロイヤルティプログラムの条件を変更しました。本記事では、変更前と変更後の条件を比較するほか、他社のポイントプログラムとも比較して、今回の変更が改悪といえるのかどうか説明します。
update2025.12.16 19:00

JPYCで海外FXに入金してみた!試してわかったメリット・デメリット

海外FXにおける国内銀行送金や銀行口座凍結のリスクが高まる中、新たな入出金手段として日本円建てステーブルコインのJPYCが注目を集めています。本記事では、実際にJPYCを発行して海外FXへ入金するまでの手順や、試してわかったメリット・デメリットなどを紹介します。
update2026.01.08 19:00

Bybitが日本向けサービス終了を発表!日本撤退で海外FXユーザーにも影響大か?

Bybit(バイビット)が2025年12月22日、日本居住者向けのサービス提供を段階的に終了すると発表しました。本記事ではBybitの発表内容や、仮想通貨入出金を利用する海外FXユーザーへの影響、Bybitの代わりとなる送金ルートなどを解説します。
update2025.12.24 19:00

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00

仮想通貨送金対応のBXONEは「使える」eウォレットなのか?海外FXユーザー目線で比較

仮想通貨対応オンラインウォレットとしてBXONEが一部の海外FXユーザーの間で注目されています。本記事では、BXONEが「使える」オンラインウォレットなのか海外FXユーザー目線で他社と比較します。
update2025.12.09 19:00

Titan FXとXMTradingのポイントプログラムはどちらがお得?

2025年11月以降、Titan FXとXMTradingが相次いで新しいポイントプログラムを発表しました。本記事では、Titan FXとXMTradingのどちらのポイントプログラムがお得なのか比較します。
update2026.01.05 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル