Select Language

SBI、株主優待としてリップルの配布を発表

SBI、株主優待としてリップルの配布を発表

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:29
SBI、株主優待としてリップルの配布を発表

update 2021.08.31 15:29

仮想通貨の普及と同時にSBI VCトレードの利用促進を図る

大手金融企業のSBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区六本木一丁目6番1号[1])【以下、SBIと称す】は、株主優待として人気仮想通貨のリップル(Ripple)を配布することを発表した。[2]

先月31日のプレスリリースによると、SBIの株主は優待としてリップルまたは子会社のSBIアラプロモが提供する健康食品や化粧品を選択できるという。2020年3月31日時点で保有株式数が100株以上1,000株未満の株主または1,000株以上の新規株主は2,000円相当、1,000株以上かつ1年以上保有する長期株主は8,000円相当のリップルを受け取ることができるようだ。また、SBIは100株未満を保有する株主を含む全ての株主に対し、SBIアラプロモの商品を50%割引で購入可能な割引購入申込券を配布することを予告した。SBIの株主優待としてリップルを受け取るためには、日本に居住していることや同社の仮想通貨取引プラットフォームであるSBI VCトレードに口座を有していることが条件になっている。

日本でも最も活発な仮想通貨関連企業のひとつとして知られるSBIは、仮想通貨取引事業を推進すると同時に、米国のテキサスで開発中の世界最大のビットコインマイニングプロジェクトなどにも関与しているようだ。それに加え、SBI子会社のマネータップがペイペイと提携し、RippleNetを基礎とした決済ソリューションを開発することも計画している。更にブロックチェーン技術の利用に関してSBIは、新たな国際決済サービス標準の確立に向けてSWIFTと機能検証を実施するR3と協業しており、アジア地域で同社のコーダプラットフォーム拡大に貢献している状況だ。

このようにSBIは、仮想通貨市場で多角的に事業を展開しており、日本の仮想通貨市場をリードする動きを見せている。業績拡大を念頭に仮想通貨関連事業に注力するSBIだが、同社の試みはどのような結果を生むのか、今後もその展開に注目していきたい。

release date 2020.02.04

出典元:

ニュースコメント

仮想通貨関連事業の促進に株主優待を活用する日本企業

日本では株主に利益を還元する方法として株主優待が広く用いられており、投資家の中にはそれを狙って特定の株式を長期保有する者も存在している。株主優待としては主に自社製品やサービスが提供されるが、金融分野の企業は、証券サービスの手数料無料化や定期預金の金利を優遇することで投資家の人気を集めているようだ。近年、SBIをはじめとする日本の大手金融企業は、相次いで仮想通貨市場に参入しており、それを促進するためにこの株主優待制度を活用し始めている様子がうかがえる。例えば、2018年に大手ネット証券会社のマネックスはコインチェックを買収し、翌年の株主優待としてリップルを配布したという。仮想通貨をインセンティブとして利用する方法は、既存の株式市場の投資家を仮想通貨市場へと導く足がかりとしてはある程度有効だと考えられるが、株主はこれをどのように評価するのか、今後もその動向に注目していきたい。


Date

作成日

2020.02.04

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説

コインチェック(Coincheck)からBybitに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験やSNSでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.11.29 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00

仮想通貨USUALの将来性は?RWA活用のステーブルコインプロトコルを解説

仮想通貨USUALは、ステーブルコインプロトコル「Usual」のガバナンストークンです。Usualは、BlackRockなどからRWA(現実資産)を集約してステーブルコインを発行し、その収益をコミュニティに再分配するプロトコルとして注目を集めています。
update2024.11.20 20:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル