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作成日
：2020.01.17
アラブ首長国連邦（UAE）・ドバイを拠点とする海外FXブローカーであるCMS Primeが、シームレスな取引を可能とすべく、新たなCRM（顧客関係管理）ポータルとモバイルアプリをリリースしたことが明らかになった。
新CRMポータルは、投資家にとって使い勝手の良いインターフェイスの実装しているほか、複数の取引プラットフォームへアクセス可能なデモ口座やリアル口座の開設が容易になるという。同ポータルは、入出金や口座間の資金移動が即座に行えるほか、チャートや経済指標カレンダー、ニュースを閲覧することもできるという。更に、取引口座残高の確認や、テクニカルサポート関連のライブチャット機能なども搭載されているとのことである。CMS Primeは、競合他社との差別化を図るべく、同ポータルのカスタマーエクスペリエンス向上のため、既存のMetaTrader4【以下、MT4と称す】に加え、MetaTrader5【以下、MT5と称す】を導入したという。
MT5、はロシアのソフトウェア会社MetaQuotesが開発する高機能取引プラットフォームである。同プラットフォームには、部分執行（Partial Fill）や板情報、取引所データ、経済指標カレンダー、多言語対応ユニコード、グローバルタイムフレームなどに加え、38種類のテクニカルインディケータ、44種類の分析ツール、21種類のタイムフレーム、複数のチャート、ネッティングなど、多岐にわたる機能が搭載されている。更に、MetaQuotesはForex SourceのニュースフィードをMT5に統合している。MT5はMT4と同様、デスクトップやモバイル、ウェブブラウザのそれぞれに対応しており、スマホやタブレットを用いて自由に取引することができる。ウェブ版に関しては、如何なるウェブブラウザや端末にも対応しており、ユーザーは使い勝手の良いものを利用して、好きな時間にトレードを行うことが可能である。MT5は、ストラテジーの開発のための無料データベースを公開していることに加え、トレーディングロボットやVPS、コピートレード、高機能なプライシング分析機能が搭載されている。
CMS Primeは、全ての市場参加者が利用可能なツールとして、MT4やMT5、もしくは他の取引プラットフォームと接続可能なFIX API及びブリッジソリューションを開発した。FIX APIは、リクイディティプロバイダー（流動性供給業者）へのアクセスと、大量注文の自動取引を行うためのコミュニケーションプロトコルのことであり、FXブローカーやマネーマネージャーなど、広範な企業が利用している。CMS PrimeのFIX APIとブリッジソリューションを利用することで、超低レイテンシーの取引や取引前後の市場データの取得、専任のカスタマーサポートの利用などが可能となり、トレーディング収益の最大化やオペレーティングコストの削減、リスク管理などに寄与するとのことである。CMS Primeは、投資家の利便性を向上させる様々なサービスを提供することで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。
release date 2020.01.17
