Select Language

ビットコイン価格が弱気を否定する動き

ビットコイン価格が弱気を否定する動き

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:29
ビットコイン価格が弱気を否定する動き

update 2021.08.31 15:29

9,600ドルから780ドルの反発を観測

今月19日に約9,600ドルで月初以来の安値をつけたビットコイン(BTC/USD)価格は、同日に780ドルの反発を見せて直近の高値を更新し、大手仮想通貨取引所であるBitstamp(ビットスタンプ)の相場では1通貨あたり最高1万380ドルの値を付けた。[1]

前日からビットコイン価格は9,855ドル付近の支持線の下で弱気な展開を見せていたが、ここにきて急速に強気相場に転じている。結果的にビットコイン価格は9,600ドルから1万ドルを超える水準にまで回復し、ロウソク足のチャート上では強気のハンマーと呼ばれるパターンが出現した。長い下ヒゲと上側の短い実線で形成される強気のハンマーは、弱気な相場を否定する動きでの中で発生するため、さらなる価格上昇を見込むことができるという。このような強気のハンマーは次の展開を予兆するサインだと考えられるが、ビットコイン価格が高値の1万380ドルラインを越えれば買い圧力が高まり、1万1,000ドル台へ復帰する可能性が見えてくる。

現在、ビットコイン価格は1万140ドルから1万308ドルの間で推移すると同時に、1時間足のチャート上では強気を示すフラッグを形成し、上方へのブレイクアウトが発生する期待が高まっている。ブレイクアウトが発生した場合、ビットコイン価格が1万950ドルを目標に上昇する可能性があり、3カ月間続いたレンジ相場の三角保ち合いをブレイクすれば、その強気がより確定的なものとなるだろう。

この三角保ち合いの上限は1万822ドルに存在し、ビットコイン価格がこれを上回ると4月2日からの上昇トレンドが継続中だとの認識が強まる。反対にビットコイン価格が9,450ドルの下限を割る可能性も十分あるため、予断を許さない状況が続いているが、今後も同仮想通貨の動向には注目していきたい。

release date 2019.09.23

出典元:

ニュースコメント

安定性を増すビットコイン価格

ビットコイン価格は業界のイベントやニュースなど、ファンダメンタルズ的な要因に影響されることがわかっているが、以前と比べるとボラティリティが低下しつつあるようだ。例えば、今年7月に米国のトランプ大統領が仮想通貨に否定的な発言をした際には、仮想通貨市場のヒステリックな反応が予想されたものの、ビットコイン価格はそれを裏切る形で1.3%の増加を見せるだけに留まった。また、今年6月以降、米上院でFacebookのリブラに対する公聴会が開催されたことを皮切りに、同社のステーブルコインに関する発表や各国政府の声明が連日報道される中でもビットコイン価格は終始1万ドル前後の水準を保っていた。直近では、Bakktがテスト段階にあったビットコイン先物の提供を正式に開始したことが公表され、仮想通貨市場が沸いている様子がうかがえるが、ビットコインおよび主要な仮想通貨価格への大きな影響はあるのか、今後も仮想通貨市場の展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2019.09.23

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Galaxy DAOがトレーディングチャレンジの一般応募。トレードコンテスト中止が背景か

Galaxy DAOがトレーディングチャレンジの一般応募を開始しました。以前まではクローズドな環境で参加者を募集していたことから、Galaxy Daoがトレードコンテストを再開できないことが、一般応募を開始した背景ではないかと考えられます。
New
update2024.05.07 20:00

bitwallet &Titan FX トレードコンテストを開催!賞金総額最大400万円

海外FX業者のTitan FXが、「bitwallet &Titan FX トレードコンテスト」を開催することを発表しました。コンテストでは専用のデモ口座を使用するため、自己資金をリスクにさらすことなく参加できます。上位入賞者には賞金も贈られます。
update2024.05.02 20:30

仮想通貨SUIのステーキング利率は?やり方やリスクを解説

仮想通貨SUIは、レイヤー1ブロックチェーンSuiのネイティブトークンです。Suiでは、PoSの派生系であるDPoSによりSUIのステーキングが可能です。当記事では、SUIをステーキングする方法やステーキング利率、ステーキングのリスクをご紹介します。
update2024.05.02 20:00

仮想通貨REZの将来性は?イーサリアムのリステーキングプロトコルRenzoについて解説

仮想通貨(暗号資産)REZは、リステーキングプロトコルRenzoのネイティブトークンです。Renzoは、イーサリアム(ETH)のリステーキングを簡単に実行できるプラットフォームとして機能します。
update2024.05.01 20:00

リピート注文その1|最良の取引戦略の1つリピート注文とは

リピート注文(グリッドトレード)は、インディケータに関する知識を必要としないシンプルな手法です。注文を設定した後は、単純なルールに従って行動するだけです。
update2024.04.30 20:30

メタマスク(MetaMask)のエアドロップ確認機能とは?特徴や使い方を解説

分散型ウォレットのメタマスク(MetaMask)に、エアドロップ確認機能が追加されました。これにより、エアドロップの受け取り資格の有無を、メタマスク上で簡単にチェックすることが可能になっています。当記事では、エアドロップ確認機能の特徴や、対応しているブロックチェーン、使い方を解説します。
update2024.04.26 21:00

仮想通貨BBの将来性は?ビットコイン向けリステーキングチェーンBounceBitについて解説

仮想通貨(暗号資産)BBは、レイヤー1ブロックチェーンBounceBitのネイティブトークンです。BounceBitは、ビットコイン(BTC)をリステーキングできるインフラとして機能します。
update2024.04.25 20:00

セービングとステーキングの違いとは?仕組みや利率・やり方を解説

仮想通貨(暗号資産)を運用する代表的なサービスとして「セービング」と「ステーキング」があります。よく似た両者には、どのような違いがあるのでしょうか。当記事では、セービングとステーキングの違いや仕組み、利率、やり方などを解説します。
update2024.04.25 19:30

Zoomexがプレイ金額杯を開催!To The Moonをプレイして総額17万円相当の賞金・特典を獲得

Zoomex(ズーメックス)が、プレイ金額杯の開催を発表しました。To The Moonをプレイしてランキングに入賞すると、総額17万円相当の賞金・特典を獲得できます。キャンペーンは、2024年4月30日午前9時(日本時間)までです。
update2024.04.23 20:00

BigBossが新規ユーザー向けの入金ボーナスを提供!最大1万3,700ドルを付与

海外FX業者のBigBossが入金ボーナスの提供を開始します。今回のボーナスプログラムでは累積入金額によって付与率が変化し、最大1万3,700ドルが付与されます。入金ボーナスの付与条件や対象、注意点などをまとめました。
update2024.04.22 20:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル