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サクソバンク、Tradesocioと提携

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update 2022.05.20 17:38
サクソバンク、Tradesocioと提携

update 2022.05.20 17:38

豊富な流動性と低レイテンシーに繋がる執行エンジンを提供

デンマークに拠点を置く投資銀行のSaxo Bank Group(本社:Philip Heymans Alle 15 2900 Hellerup Denmark[1])【以下、サクソバンクと称す】は、シンガポールを拠点とするフィンテック企業であるTradesocio(本社:38-01, Suntec Tower Three, 8 Temasek Boulevard, Singapore, 038988[2])とパートナーシップ契約を締結したことを発表した。

今回の提携を通じてサクソバンクは、世界中の金融機関やテクノロジープロバイダーで構成されるTradesocioのマーケットプレイスに、リクイディティプロバイダー(流動性供給業者)として加わるとのことだ。また、FIX APIを活用することで、追加の開発を必要とせずにサクソバンクのインフラとTradesocioのプラットフォームをシームレスに統合させ、サクソバンクによって株式や債券、オプション、先物、FX、ETF、CFD、コモディティといった35,000種類を超えるマルチアセットクラスへの流動性の供給や、最適化された流動性プールを活用した高水準の執行システムが提供されるという。これにより、Tradesocioのエコシステムに加わる金融業界の経営陣にとっては、多様な金融テクノロジーソリューションを利用することで経営の意思決定に役立てることができるようになるとのことだ。TradesocioのCEOであるWael Salem氏は、サクソバンクと提携することで、多くの金融機関に対し同行が強みを持つ最高クラスの流動性供給ソリューションと、低レイテンシーに繋がる執行エンジンを提供できることを喜ばしく思っているとコメントしている。

なお、サクソバンクは1998年に初めて投資プラットフォームをリリースして以降、世界中の120社以上の銀行やブローカーと300社に上る金融仲介業者へのアクセスを可能とする、マルチアセットクラスの流動性供給サービスを提供している。足元では、サクソバンクはBinckBankの買収を完了させ業容拡大を図ると共に、同社日本法人のサクソバンク証券がTradingViewと提携し最適な取引環境の整備を試みている。今回、顧客資産が10億ドルを超えるといわれるTradesocioのプラットフォームを通じて、サクソバンクが強みを持つ流動性供給サービスを提供することにより、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2019.08.22

出典元:

ニュースコメント

爆発的な成長を予感させるTradesocio

2015年創業のTradesocioは、翌年の2016年にはベスト・フィンテック・テクノロジー・プロバイダー賞を獲得するなど、現在進行形で成長を続ける新進気鋭のフィンテック企業だ。業務領域は多岐に亘り、SMA(Separately Managed Accounts、ラップ口座の一形態)や投資家からの注目度が高いミラートレーディング、モバイル取引プラットフォームのTS Trader、金融アドバイザリー業務、AIを活用し個々人のリスク許容度に応じた最適な投資プランを提案するDigital Wealth Advisorや金融機関が独自のETFを組成することが可能なETFステーションなどのポートフォリオ管理といった様々な分野にて先進的な投資管理ソリューションを提供している。そのTradesocioが積極的に推進させているのが提携戦略だ。足元では、TradesocioとADSSの提携TradesocioとFX Back Officeの提携などが報じられており、業界の有力プレーヤーとの相次ぐ提携は、Tradesocioが多くの金融機関を惹きつけるだけの高い技術力を有している証拠であろう。今回、サクソバンクよりマルチアセットクラスの豊富な流動性供給を受け、Tradesocioが構築するマーケットプレイスの付加価値を高めることで、顧客利用の飛躍的な拡大が期待できそうだ。


Date

作成日

2019.08.22

Update

最終更新

2022.05.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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