Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

バンクオブアメリカ、仮想通貨ウォレットに関する特許を申請

バンクオブアメリカ、仮想通貨ウォレットに関する特許を申請

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:30
バンクオブアメリカ、仮想通貨ウォレットに関する特許を申請

update 2021.08.31 15:30

多様な仮想通貨やトークン化された資産に対応

米国で2番目の規模を誇る銀行であるBank of America(本社:Bank of America Corporate Center, 100 North Tryon Street, Charlotte, NC 28255[1])【以下、BofAと称す】が、仮想通貨ウォレットの開発に向けて特許を申請したことが明らかになった。[2]

報道によると、これまでBofAはブロックチェーンに関する特許を60件以上申請しており、今回、新しく米国特許商標庁(US Patent and Trademark Office)にMulti-Tiered Digital Wallet Securityというタイトルで特許申請を行ったという。申請の中でBofAは、このテクノロジーは既存の仮想通貨ウォレットと比較して、より安全かつ安心な仮想通貨管理を実現できると説明している。

BofAは高いユーザービリティやプライバシーを兼ね備えた仮想通貨ウォレットの開発を試みており、トランザクションを完結させるために、パスワードおよび生体認証データの入力を必須とするマルチシグ(マルチ・シグネチャ)の実装も計画しているようだ。更にBofAは特定の地域以外からのパスワード入力をブロックするセキュリティシステムを導入し、このマルチシグを軸に秘密鍵の流出を防ぐ仕組みを構築しようとしている。今回の申請でBofAは、この仮想通貨ウォレットが抽象化レイヤーによる多層構造だということを示しており、P2P(Peer-to-Peer、個人間)の分散型ネットワークに関連づけられたトークンやその他資産の保有に対応する可能性を示唆した。

BofAは米国で最も多くブロックチェーン関連の特許を抱える企業となっており、その数は大手ITベンダーのMicrosoft(マイクロソフト)をも凌ぐという。一方でBofAはクレジットカードを利用した仮想通貨の購入を禁止するなど、仮想通貨市場から距離を置く動きも見せているが、どのようなアプローチを取るのか、今後の展開に注目していきたい。

release date 2019.08.20

出典元:

ニュースコメント

米大手企業を中心に各国で特許数が増加

近年、大手IT企業や金融機関の仮想通貨市場参入が進んだことから、ブロックチェーンや仮想通貨関連の特許申請が爆発的に増加しており、各国政府を巻き込んで世界的なステーブルコイン開発競争に発展しているようだ。特に中国では、同国の中央銀行である中国人民銀行がリブラに対抗する独自仮想通貨を開発するために、政府が研究機関を立ち上げるなど、国をあげての取り組みが推進されている。これに加えてCrypto Expo Asiaが開催されるシンガポールでは、巨額な投資マネーがフィンテック市場に流れ込んできたこともあり、テクノロジーベンチャー企業の動きが活発になっている状況だ。対する米国ではFacebook(フェイスブック)やIBM(アイビーエム)、JPモルガンチェースなどが特許数を伸ばしているが、この流れに追従することはできるのか、今後はBofAをはじめとする大手企業の取り組みに期待したい。


Date

作成日

2019.08.20

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

【実測】Exnessのゴールドスプレッドで損しない!「最狭口座」はコレ一択

Myforex編集部では4ヶ月間にわたってExnessのゴールド(XAUUSD)のスプレッドを徹底調査しました。本記事では、Exnessのゴールド取引にかかるスプレッドだけでなく、どの口座タイプを選べばよいかまで解説します。
update2025.12.09 10:30

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

仮想通貨送金対応のBXONEは「使える」eウォレットなのか?海外FXユーザー目線で比較

仮想通貨対応オンラインウォレットとしてBXONEが一部の海外FXユーザーの間で注目されています。本記事では、BXONEが「使える」オンラインウォレットなのか海外FXユーザー目線で他社と比較します。
update2025.12.09 19:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

Bybit P2P利用で銀行口座凍結・詐欺容疑者に?海外FXユーザーが知るべき巻き込まれリスクとは

Bybit P2Pを利用したユーザーが銀行口座凍結されたことに加え、詐欺容疑者として取り調べを受けたというSNS投稿が話題になっています。本記事では、話題となった投稿の内容や、海外FXユーザーがP2P取引の利用を避けるべき理由などを解説します。
update2025.11.12 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

豪華なのに難しい?XMTradingが開催中のクリスマス入金ボーナスプロモーションは「アリ」なのか?

XMTradingで最大$25,000を獲得できる入金ボーナスキャンペーンが開催され注目を集めています。一見すると豪華なキャンペーンにみえますが、一般的な入金ボーナスとは条件が異なり、一部では条件が厳しいとの声もあります。本記事では、参加する価値のあるイベントなのかを説明します。
update2025.11.26 19:00

Vantage Tradingが年末トレード大会を開催!ランク外でも賞金獲得のチャンスあり

Vantage Tradingが、年末恒例となる大型トレード大会「年末ミリオンジャンボ2025」の開催を発表しました。今回のイベントでは副賞も用意されているので、ランク外でも賞金獲得のチャンスがあります。この記事では、参戦を検討しているユーザー向けに、各種条件やルールを説明します。
update2025.11.28 19:00

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00
promotion promotion

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル