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作成日
：2019.04.05
世界的な仮想通貨取引所であるBinance【以下、バイナンスと称す】は、シンガポールで新しく仮想通貨取引サービスを開始することを自社のTwitterアカウントで発表した。
バイナンスのTwitterでは、シンガポールでの新サービスに関して詳細は伝えていないものの、早ければ今月後半から提供開始となることがわかっている。バイナンスのシンガポールへの進出は突発的なものではなく、昨年10月、同社が、アジアでの仮想通貨取引サービス拡大に向けて、Vertex Venturesから資金調達を行なった際に、その計画は既に明かされていた。
バイナンスは、東南アジア地域を成長の鍵となる市場だと捉えており、とりわけ、その玄関口と位置付けられるシンガポールを重要視しているようだ。バイナンスによると、シンガポールは、発展した金融市場やイノベーティブな環境を有し、企業から政府まで多くの組織がブロックチェーンや分散型台帳などの新興テクノロジーを受け入れているという。新しく立ち上げられたシンガポールの拠点は、成長著しい東南アジア地域のハブとしての役割を担うことが期待されている。
昨年、バイナンスはウガンダでの仮想通貨取引所の開始を皮切りに、グローバル市場への事業展開を加速させている。さらに今年1月には、ジャージー代官菅轄区に法人を設立し、バイナンスは英国や欧州向けに仮想通貨取引サービスを開始することを発表している。加えて、先月には、オーストラリアのBinance Lite Australiaが、ビットコイン（Bitcoin）の店舗販売をスタートしたことで、バイナンスは、自ら目標と公言する全大陸での取引所開設にまた一歩近づいた形となった。世界中で仮想通貨取引サービスを提供しているバイナンスの今後の事業展開に、さらに注目が集まるであろう。
release date 2019.04.05
