Select Language

カナダドルを裏付けとするステーブルコインを販売開始

カナダドルを裏付けとするステーブルコインを販売開始

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:26
カナダドルを裏付けとするステーブルコインを販売開始

update 2021.08.31 15:26

アジア市場への進出を狙うカナダの大手取引所が発行

カナダ最大の仮想通貨取引所であるCoinsquare【以下、コインスクエアと称す】は、カナダドルに価値を裏付けされたステーブルコイン、eCADの販売を一般消費者およびビジネスユーザー向けに開始したことを公表した。[1]

発表によると、eCADは、カナダドルと同等の価値を保持するように設計されており、その発行は、担保となる法定通貨のエスクローをもって行われるという。担保金は、コインスクエアによって正当に管理され、申請があれば、eCADとの交換でユーザーに償還される仕組みになっている。コインスクエアは、eCADのローンチが、仮想通貨ユーザーの国際取引や送金、P2Pレンディング、貿易決済、為替両替などを目的とする利用を促進すると予想しているようだ。

eCADのローンチについて、コインスクエアのCEOであるCole Dimond氏は、以下のようにコメントしている。

カナダの仮想通貨市場に安定と機会をもたらす我社の計画を発表できることを嬉しく思います。eCADは安価でセキュアな透明性の高い送金手段となり、伝統的な仮想通貨市場のリスクに左右されることない利用を実現するでしょう。

Cole Diamond, CEO of Coinsquare - Coinsquareより引用

カナダのコインベースと呼ばれるコインスクエアは、10万人のユーザーベースを抱える大手取引所で、仮想通貨の年間取引量は50億ドルを記録するという。昨年、コインスクエアは、仮想通貨のステラ(Stellar)に対応したウォレットや仮想通貨取引、P2Pレンディングなどのサービスを展開するBlockEQと呼ばれる企業を買収している。事業拡大に舵を切るコインスクエアだが、ステーブルコインの他には、日本での取引サービス開始など、アジア市場への参入を進めているようだ。

最も利用されているステーブルコインのテザー(Tether)に纏わる様々な疑念が報道される中、最近、ユーロやポンド、米ドルに連動する新しいステーブルコインが次々と開発されており、競争が激化している。先週には、大手取引所であるOKExのCEOが、カストディサービスを提供するPrime Trustとのパートナーシップにより、米ドルを基準とした新しいステーブルコインをサポートする可能性があることを明かしたばかりだ。コインスクエアの発表は、この流れに続く形となったが、今後もeCADの展開に注目していきたい。

release date 2019.04.05

出典元:

ニュースコメント

新世代のステーブルコイン開発への期待

昨年からステーブルコインの開発が盛り上がりを見せているが、テザーやeCADなどを始めとする中央集権型のものに変わって、現在では、DAI(ダイ)などの非中央集権型のシステムを採用するステーブルコインも出てきている。これらのステーブルコインは、テザーなどが第一世代なのに対し、第二世代と位置付けられており、今後、開発が進められることが予想されているという。第二世代のステーブルコインは、非中央集権型の運用を実現することで、テザーなどが抱える中央組織の信用問題にアプローチしているようだ。しかしながら、過去には、第二世代のプロジェクトであるBitUSDやNubitsが失敗に追い込まれており、これらも、決して完璧なステーブルコインだとは言い難い現実がある。この状況を受けて、コミュニティでは、イーサリアムなど、主要なパブリックチェーンのスマートコントラクトを利用した第三世代のステーブルコインの登場が期待されているが、それには、仮想通貨の普及が前提となるため、現時点での実現は可能性が低いと言えるだろう。


Date

作成日

2019.04.05

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

海外FX業者のXアカウントが凍結?金融庁による働きかけの可能性も

複数の海外FX業者の公式Xアカウントが凍結されました。凍結されたのは日本向けのアカウントで、同じブローカーの英語アカウントは現在も閲覧できる状態です。海外FX業者の公式Xアカウントが凍結された背景を解説します。
update2025.04.01 19:30

キャプテン翼-RIVALS- がJOHNトークンのエアドロを発表!LINEなどで遊べるMini Appの独自トークン

「キャプテン翼-RIVALS- Mini App」は、キャプテン翼のIPを活用したWeb3ゲームです。2025年4月にJOHNトークンのエアドロップが予定されており、注目を集めています。本記事では、JOHNトークンの特徴、エアドロップの仕組み、将来性などを解説します。
update2025.03.27 19:00

MT4/MT5対応の通貨強弱インディケータを徹底比較!無料で使えるおすすめは?

通貨強弱インディケータを使うと各通貨の強弱が一目で分かり、初心者でも視覚的に相場状況を把握できます。この記事では、無料のおすすめインディケータを比較し、選び方や活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:30

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

MTF-MAでトレードのレベルを上げる。MT4/MT5で使えるインディケータを比較

MTF分析は複数の時間足を組み合わせて相場全体を把握する手法です。MTF分析を使いこなすことでエントリーの方向やタイミングを掴みやすくなります。本記事ではMTF分析を簡単にするインディケータや、エントリー精度を上げる方法を解説します。
update2025.01.21 19:15

FXONのスプレッドは狭い?他社との比較で分かった意外な結果

Myforex編集部でFXONのスプレッドについて調査した結果、特にビットコインのスプレッドが他社と比べても安定して低い水準であることが分かりました。またEUR/USDやGBP/USDなどのドルストレート銘柄のスプレッドも優秀な水準でした。
update2025.03.28 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル