Select Language

FXCM、APEXと覚書を締結

FXCM、APEXと覚書を締結

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.05.30 10:40
FXCM、APEXと覚書を締結

update 2022.05.30 10:40

デリバティブ取引所向けに革新的な商品を提供する意向

大手海外FX・CFDブローカーであるFXCM Group, LLC(本社:20 Gresham Street, 4th Floor, London EC2V 7JE, United Kingdom[1])【以下、FXCMと称す】が、シンガポールを拠点とするデリバティブ商品取引所を運営するAPEX Exchange(本社:12 Marina Boulevard MBFC Tower 3, #22-04, Singapore 018982[2])【以下、APEXと称す】と覚書(MoU)を交わしたことが明らかとなった。

12月5日水曜日にシンガポールにて覚書を締結した両社は、今後、APEXが運営する取引所向けに、新たに革新的な金融商品をリリースする意向であることを表明している。

FXCMのチーフ・コマーシャル・オフィサーであるSiju Daniel氏と、APEXのCEOであるZhu Yuchen氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我が社は世界有数のFX・CFDブローカーの1社として長い歴史と高い専門性を誇り、シンガポールの地でも、当局より認可を受けた信頼性のある取引所や決済機関と協働する実績も有しております。我々は、APEXが運営するデリバティブ商品取引所向けに、新たに革新的な商品を提供すると共に、多岐にわたる可能性に果敢に挑戦していけることを大変喜ばしく思っている次第です。そして、APEXと協働していけることを楽しみにしております。

Siju Daniel, Chief Commercial Officer of FXCM - APEXより引用

我が社はアジアパシフィック地域における、コモディティや通貨といった先物・オプション市場の発展にコミットしております。我々はグローバルベースで競合していくために、公正で透明性があり、且つ効率性の高い取引プラットホームを提供し、更なる業容拡大を図るべく、アジアパシフィック地域のトレーディング業界において豊富な経験と高い専門性を有するFXCMとパートナーを組むことを決断致しました。

Zhu Yuchen, CEO of APEX - APEXより引用

FXCMの地盤である英国ではCFD取引などへの規制が高まるほか、ブレグジット(英国のEUからの離脱)動向に世界中の投資家の注目が集まっている。そのような環境の中、FXCMは11月初頭に機関投資家部門であるFXCM Proのウェブサイトを再リリースしたことに加え、12月初頭にはFXCMはブルガリアに新オフィスを開設している。そしてこの度APEXとの覚書を締結しており、FXCMによるグローバルベースで打ち出す様々な戦略が、どの程度業績拡大へと寄与してくるか今後の業績動向が注目されよう。

release date 2018.12.12

出典元:

ニュースコメント

アジア地域に根を張るAPEXとの提携で革新的な製品の発売を目指すFXCM

1999年に設立されたFXCMは、オンライン外国為替取引、CFD取引、および関連サービスの世界的大手リーディングプロバイダーであるが、2015年1月に起きたスイスフランショックによって2.25億ドルの損失を被り、ジェフリーズ(旧Leucadia)から3億ドルの緊急財政支援を受けた経緯を持つ。ジェフリーズの第3四半期決算報告書によれば、FXCMは2018年の9か月間において、元本と利息合わせ1,540万ドルをジェフリーズに返済しており、債務残高は7,060万ドルとなっているようだ。一方、APEXは、シンガポールで3番目に設立された国際デリバティブ取引所であり、シンガポール規制当局、およびシンガポール通貨当局からの許認可のもと、取引所および決済機関としてサービスを展開している。APEXの事業範囲は、農業、エネルギー、石油化学、金属、FX、金利、債券および株価指数の資産クラスのデリバティブ商品を含む商品、および、金融デリバティブ商品の両方をカバーする先物やオプション契約など多岐に渡る。この度の提携により、FXCMはAPEXの取引所で新しい革新的な製品の発売ができるようになり、更なる業績拡大へとつながることが期待される。


Date

作成日

2018.12.12

Update

最終更新

2022.05.30

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

もう国内銀行送金は使えない?法改正で海外FXトレーダーを直撃する3つの入出金リスク

資金決済法の一部改正により、海外FXユーザーの間で、当たり前のように利用されてきた国内銀行送金による入出金が使えなくなる可能性が浮上しています。法改正が海外FXに与えるリスクと現時点で考えられる対策を説明します。
update2025.07.01 19:00

海外FX利用で国内銀行口座の凍結が増加?法改正後の入出金リスクとは

SNS上で海外FXユーザーの銀行口座が凍結されたことが話題になっています。本記事では、SNSで話題の凍結報告の背景を説明するほか、海外FX業界に迫る「本当の入出金危機」と今後の備えについて解説します。
update2025.07.09 19:00

海外FX業者Exnessへの入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExness(エクスネス)で国内銀行送金による入出金を行ったことをきっかけに、銀行口座が凍結されるケースがSNS上で話題になっています。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

海外FXに「兵糧攻め」、bitbank・エポスの利用規制で仮想通貨送金にさらに注目集まる

bitbankが利用規約を一部改定し、今後は海外FXへの直接送金が難しくなりました。エポスカードもFXの利用停止を発表したほか、国内銀行口座の凍結事例も増加しています。こうした背景から、海外FXユーザーは入出金経路の見直しが急務となっています。
update2025.07.04 19:00

スマホ用MT5でZigZagが使える!iOS版に平均足ほか新機能が複数追加

iOS版MT5に待望の新機能が複数追加されたことにより、平均足チャート、ZigZag、マーケットプロファイルの実装に加え、データウィンドウ強化や取引レポート機能など視認性と操作性が向上しました。アップデート内容とトレードスタイルごとの活用例などを紹介していきます。
update2025.07.09 19:30

FXONが「Nintendo Switch 2 争奪キャンペーン」を開催!入金&取引で豪華賞品をプレゼント

FXONが「Nintendo Switch 2 争奪キャンペーン」の開催を発表しました。本キャンペーンでは「Switch 2」のほか、豪華賞品が抽選でプレゼントされます。取引を重ねるごとに抽選権利がもらえる仕組みで、取引するほど当選確率がアップします。
update2025.07.16 19:00

Exnessでスワップフリーが突如剥奪されるバグ発生、対象者には補償予定

海外FX業者のExnessで突如スワップフリーが剥奪されたとするXの投稿が注目を集めています。Exnessはシステムのバグが原因と説明しており、スワップが発生したユーザーに対して補償する方針を示しています。
update2025.07.18 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル