作成日
:2018.12.04
2022.05.30 10:43
まもなく設立20周年を迎える大手海外FXブローカーであるFXCM Group, LLC(本社:20 Gresham Street, 4th Floor, London EC2V 7JE, United Kingdom
)【以下、FXCMと称す】は、同社にとって6年前からサービス提供を開始したブルガリア・ソフィアの地で新オフィスを開設した。ブルガリア新オフィスの開設に伴い開催されたオープニングイベントには、FXCMのCEOであるBrendan Callan氏と、COOのTong Yi Tsui氏を含むシニアエグゼクティブが出席したとのことから、同社にとってブルガリアが重要な戦略拠点として位置づけられていることが伺えよう。そのブルガリアオフィスは、事業開始当初より支店長を務めるIvaylo Sekoulitchki氏によって率いられ、Savina Cherneva氏とTeodora Rangelova氏が、それぞれコンプライアンス部門のバイスプレジデントと人事部門のマネージャーに就いている。
ブルガリアオフィスは、バルカン半島で最大のショッピングモールであるParadise Centerと道を挟んだ相向かいに位置し、近くには公園や主要地下鉄駅もある恵まれたロケーションに居を構える。またオフィスには、多岐にわたる設備がフル完備されたジムや娯楽室、調査・図書室、FX専門の研修室が備えられており、現在までのところ約170名のスタッフを擁し、最大240名までのキャパシティを誇るとのことだ。
FXCMのブルガリアにおける事業は、6年ほど前に若干6名のスタッフで開始された。その後大きく躍進を遂げ、FXCMの経営陣もブルガリアの雇用市場における同社のプレゼンス向上に更なるコミットをする意向である。FXCMのスポークスパーソン曰く、ブルガリアには高度な教育を受け、且つ気力とモチベーションに溢れる優秀な人材が豊富とのことだ。また、FXCMではブルガリアの地で事業を行っていく上で求められるスキル・ノウハウを有した適格な人材を採用できたことにより、これまで躍進を遂げることができ、今後も多くの成功をおさめることを期待しているという。
ブルガリア新オフィスの開設に際し、Brendan Callan氏とIvaylo Seloulitchki氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。
ブルガリアオフィスは、10名にも満たないスタッフでスタートし、我が社最大規模のオフィスになるまでには程遠いと考えられておりました。ブルガリアはこれまでにおいて、成長を続けるロンドンやニューヨークとは異なり、それほど魅力的な地とは感じず、事業拡大に踏み切れずにおりました。ただし、非常に優秀な人材の宝庫であることを認識した現在においては、新たに優れた能力を持つ人材を採用できる限り、更なる事業拡大を継続的に行っていく考えであります。またブルガリアオフィスのスタッフは、我が社の企業文化に調和した非常に高い職業倫理を有していることも魅力的であります。
Brendan Callan, CEO of FXCM - Financemagnatesより引用
まず始めに、我がチームが成し遂げてきたこれまでの功績に感謝の意を申し上げます。そして、これからも高い倫理観を有し、持てる能力を全て出し切り邁進していくことで、グローバル展開を図る我が社の中でも、最大のビジネス拠点を構築していくことを楽しみにしております。
Ivaylo Seloulitchki, branch manager of FXCM Bulgaria - Financemagnatesより引用
なおFXCMでは、現在ブルガリアオフィスにて、特にテクニカルサポートやカスタマーサービス、バックオフィスオペレーションの分野を含む約50の多岐にわたるポジションの採用を行っているとのことである。
release date 2018.12.04
FXCMは2015年1月のスイスフランショックの煽りを受け、米国の大手投資銀行であるJefferies Financial Group Inc.【以下、ジェフリーズと称す】から約3億ドルの財政支援を受けている。一方で、2018年4月にはFXCMはジェフリーズとプライムブローカー事業で提携しており、機関投資家向けビジネスの立て直しに専念する意向を示していた。また、ジェフリーズの第3四半期決算報告書によると、FXCMは2018年の9か月間において、元本と利息合わせ1,540万ドルをジェフリーズに返済しており、債務残高は7,060万ドルとなっているという。さらに10月には顧客からの強い要望から、FXCMはビットコインCFDの取引を開始しており、11月初頭には同社の機関投資家部門であるFXCM Proのウェブサイトを再リリースするなど、事業の立て直しを図っていると言えよう。そしてこの度のブルガリアオフィスの開設と、矢継ぎ早に放たれる経営戦略を基に、いかに業績拡大につなげるか今後の動向が注目される。
作成日
:2018.12.04
最終更新
:2022.05.30
国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。
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