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XTB、新たに76種のETFを追加提供

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update 2022.06.01 16:27
XTB、新たに76種のETFを追加提供

update 2022.06.01 16:27

顧客からの需要高まるETF商品を拡充

ポーランドを拠点とするリテールブローカーであるXTB(本社:ul. Ogrodowa 58, 00-876 Warszawa Biurowiec A, VII piętro[1])は12月11日、新たに76に及ぶEU(欧州連合)域内のETF(上場投資信託)の取り扱いを追加することを発表した。バラエティに富むETF提供を通じ、海外市場への投資アクセスを高め、拡大が続くETF投資需要を取り込む狙いがある模様だ。

XTBでは、顧客に対し既に151種類のETFを提供しているが、この度グローバルな潮流に的確に対応するため、銀やパラジウムの他、希少性の高い光り輝くホワイトメタルといったコモディティETFも投資可能な商品群に加えるとのことである。またXTBは、多岐にわたる金融商品の中でも、多くの市場・産業への投資が可能なETFの大きな魅力を指摘している。加えて、市場データの収集・分析を行うStatistaによれば、投資家のETFへの需要は拡大しているという。また、グローバルベースで見た全ての証券取引所のETF資産価値は、足元では約4.5兆ドルにも上り、2003年の2,040億ドルと比較して、実に95.5%も増加している試算が打ち出されている。

新たなETFの取り扱い開始に際し、XTBの社長を務めるOmar Arnaout氏とトレーディング部門の取締役であるFilip Kaczmarzyk氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我が社では、刻々と移り変わるお客様の需要に対応するため、提供する金融商品の拡大を図っており、足元では、外国株式やETFへの選好がより強まっていると認識しております。我々のお客様に対し、多岐にわたる金融商品を提供すると共に、様々なアセットクラスで構築されたポートフォリオを1つの取引プラットホームで管理するという使い勝手の良い取引環境を備えることこそ、我々の目標であります。更なる商品提供拡大の可能性も探っており、2019年に新たな金融商品をリリースする見通しを持っています。

Omar Arnaout, CEO of XTB - Financemagnatesより引用

現在、我が社のお客様には株式指数ETFが最も人気の高い金融商品であります。そして株式指数の中でも、EU域内のDAXや米国のS&P500、Nasdaqが選好されている他、金ETFにも関心があると認識しております。そして我々が新たなに提供を開始する銀ETFの価格は過去最安の水準である一方、パラジウム価格に関しては、16年ぶりに金の価格を上回って推移している状況です。

Filip Kaczmarzyk, rading board member of XTB - Financemagnatesより引用

XTBは設立から14年以上の歴史を誇り、ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)や英国金融行動監視機構(FCA)、ポーランド金融監督委員会(KNF)、そしてキプロス証券取引委員会(CySEC)の許認可の下、厳格に法令を遵守しFX・CFD、仮想通貨関連サービスを提供するブローカーである。本拠地のポーランドを始め、ベリーズや英国、ドイツといった10を超える国々にネットワークを張り巡らせ、同社が導入するxStation5やMetaTrader4といったプラットホームにおいて、1,500を超える市場にアクセスし多岐にわたる金融商品がトレード可能である。

release date 2018.12.12

出典元:

ニュースコメント

新たなETF商品を追加したXTBの今後の業績に期待

ETFとは「Exchange Traded Fund」の略で上場投資信託を意味し、価格が株価指数、商品指数(原油などの商品価格の値動きを指数化したもの)などに連動するよう運用されている。XTBで人気が高い株式指数ETF以外で、多くの関心を集めている金ETFは、金価格に連動した上場投資信託となり、通常の投資信託が一日一回値決めされるのに対し、この金ETFは上場しているため常時価格の変動が反映され、株式市場と同じようにリアルタイムで取引ができる。そのため、より安い価格で購入したり、高いところで売却したりすることも可能となる。またコモディティETFは、金ETFの他にも大豆や原油など、多くの国際的な商品指数に連動することが特徴であり、特定の商品のみに連動するだけでなく複数の商品を組み込んだコモディティETFなども存在する。このようなコモディティETFに投資することは分散投資にもつながるという利点もある。今回、XTBが新たに76種類ものETFの提供を開始したことは、今後同社の業績にどのような影響を与えるのか未知数である。しかしながら、昨今、投資家によるETF投資への需要が高まりを見せていることもあり、同社の業績が大きく向上することが期待される。


Date

作成日

2018.12.12

Update

最終更新

2022.06.01

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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