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GAIN、自社株公開買付の暫定結果を発表

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update 2022.06.07 12:20
GAIN、自社株公開買付の暫定結果を発表

update 2022.06.07 12:20

購入価格は当初想定の上限に近い7.84ドルに決まる見込み

米国最大のFXブローカーであるForex.comを運営するGain Capital Holdings Inc(本社:135 US Highway 202/206, Suite 11 Bedminster, NJ 07921, USA[1])【以下、GAINと称す】は、11月6日ニューヨーク時間午後5時に期限を迎えた修正ダッチオークション方式による株式公開買付の暫定結果を発表した。

2018年10月初旬に、株主価値の維持を図る目的でGAINは自社株買いを実施する方針を打ち出しており、公開買付は修正ダッチオークション方式による5,000万ドル規模で行われている。ダッチオークション方式とは、始めに売り手となる株主が設定した最高値から価格を順々に値を下げていき、最初に買い手がついた価格で売買が成立する公開オークション手法の1つであり、米国の財務省短期証券の入札や米国企業の自社株買いの際に多く利用されている。この方式では、買付者である企業は、買付予定株数及び価格を公表し、最低買付価格と最高買付価格を定め、その範囲内で株式の買い付けを行う。この度のGAINの株式公開買付では、1株当たり7.24ドルから7.94ドルの範囲内での買付を行う予定であった。

今回の株式公開買付の条件の下で、公開買付受託者であるBroadridge Corporate Issuer Solutions, Inc.【以下、Broadridgeと称す】の仮算定に基づくと、GAINは1株当たり7.84ドルで普通株式を約6,377,551株購入する見込みとなった。これは、ギャランティード・デリバリー(株式公開買付後の追加買付)を含め、GAINの最高買付価格である一株当たり7.94ドル以下で適正に買付を行い、且つ公開買付に関連する手数料や費用を除き5,000万ドル規模の自社株買いを完全に執り行ったとする算定に基づくとのことだ。ただし、あくまで暫定的な購入株式数及び価格であるため、今後修正される可能性がある。またこの暫定的な情報に関しては、Broadridgeがコンファーム(確認、追認)したものであり、全てのギャランティード・デリバリーによって購入する全ての株式が、決済期間の2営業日以内に確実に取引がなされる前提をもとにしている。Broadridgeによる確認作業が完了したのち最終的な買付株式数と価格が公表される予定であり、その後直ちに、公開買付代金の支払いと今回買付が行われなかったその他の株式の返却プロセスが順次行われる見込みである。なお、米国大手投資銀行であるJefferies Financial Group Inc.(本社:520 Madison Avenue NewYork, NY 10022[2])が、公開買付の実施に際して発生する様々な事務作業を行うエージェントとしてついていた。

また、GAINは11月7日、取締役会にて、オープン市場で機を見計らいフレキシブルに普通株式購入を行える体制とすべく、従来5,000万ドル規模としていた自社株買い枠を更に増額する決定を下したことを発表した。GAINの自社株買いを中心とした次なる株主価値維持戦略に注目したい。

release date 2018.11.08

出典元:

ニュースコメント

自社株買いで株主価値の上昇なるか

株式公開買付とは、公告等により買付期間や数量、価格等を公告した上で、不特定多数の株主から株式市場外で株式を買い集める行為である。買収や子会社化など、企業の経営権の取得を目的に一定以上の株の買付するほか、GAINのように市場に流通する自社株式の買付が行われている。自社株買いの場合は、買付により発行済株式数が減少するため、理論的には一株当たりの利益や自己資本当期利益率が上昇して、株価の価値が高まるとされている。なお、GAINの自社株買いでは、市場価格よりも高値のプレミアム価格が付けられたが、一般的に株式公開買付けでは株主側が有利となるプレミアムを上乗せて買収をすすめている。ここ最近のGAINはFXファンドの減少や、第3四半期のGAINの取引高の減少など低迷の報告が続いているが、自社株買いを通じた株主価値の増加を実現できるのか、今後の業績が注目される。


Date

作成日

2018.11.08

Update

最終更新

2022.06.07

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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