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ジェミニ、顧客資産保護を目的に保険契約を締結

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update 2021.08.31 15:22
ジェミニ、顧客資産保護を目的に保険契約を締結

update 2021.08.31 15:22

大手保険会社との共同保険契約とFDIC保障の2段構えでリスクに備える

仮想通貨取引所を運営するGemini Trust Company, LLC(本社:600 Third Avenue, 2nd Floor, New York, NY, 10016, United States[1])【以下、ジェミニと称す】は、10月3日、保有する顧客資産を含むデジタル資産に対する保険を適用していくことを発表した。この保険契約は、連邦預金保険公社(The Federal Deposit Insurance Corporation, FDIC)が提供するドル保有口座の保障内容に追加することで更なるリスクに備えるものとなっている。

ジェミニの共同創始者であるウィンクルボス兄弟(Cameron氏とTyler氏)は、プレスリリースの中で、世界最大の再保険ブローカーであるAon Corporation(本社:122 Leadenhall Street, London, England, EC3V 4AN[2])と提携し、ジェミニが保管するデジタル通貨に対する保険契約を結んだことを明かしている。ジェミニは、引受保険会社から、業界内最高クラスの仮想通貨取引所およびデジタル資産運用機関としての評価を受けており、このことが今回の保険契約の実現に至った要因の一つとされている。

ジェミニのリスク管理の責任者であるYusuf Hussain氏は、この保険契約の成立について以下のようにコメントしている。

顧客は、従来の金融機関が提供するような高い水準の保障を求めています。保険会社にその必要性を説くことで、今回のような保険契約を成立させたことに加え、仮想通貨業界全体を顧客保護強化の方向に導いています。

Yusuf Hussain, Head of Risk at Gemini Trust - Business Wireより引用

今回のプレスリリースは、ジェミニが申請したイーサリアムベースのステーブルコインとなるジェミニドルがニューヨーク州金融サービス局から承認を受けてから僅か3週間ほどでの発表となったが、このジェミニドルを担保とするドル資産口座も同様にFDICの保護下にあり、ジェミニのリスクに対する備えは抜け目がないようだ。

release date 2018.10.4

出典元:

ニュースコメント

投資家保護の取り組みが進む仮想通貨業界

仮想通貨市場は、コインチェックのハッキングが発覚した1月末以来、ビットコインを始めとする仮想通貨の価格は低迷を続け、個人投資家達の熱狂は一時納まっている。しかし、投機的目的ではなく、新しい技術として仮想通貨やブロックチェーンに取り組んでいる企業や団体は継続して開発・サービスの提供を行っている。最近では、大手保険会社による仮想通貨関連のニュースが報道されており、先月9月には韓国大手保険会社のハンファ損害保険が、ハッキング被害を補償する保険の開発を発表した。今回、業界内での最高評価を受けているジェミニが、世界大手となる保険会社Aonと提携したことにより、今後の仮想通貨業界の健全な発展を牽引していくことに期待したい。


Date

作成日

2018.10.04

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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