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Farcaster(Warpcast)|今話題の分散型SNSの将来性や利用時の注意点などを解説

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update 2024.02.22 13:41
Farcaster(Warpcast)|今話題の分散型SNSの将来性や利用時の注意点などを解説

update 2024.02.22 13:41

Farcasterは分散型SNSプロトコルであり、SNSアプリのWarpcast経由でサービスを利用可能です。Farcasterは2024年1月末の新機能実装後にユーザー数が増え、注目を集めています。

当記事では、FarcasterのX(旧Twitter)での評判や将来性、サービスの特徴、利用時の注意点などを解説します。

Farcasterとは

Farcaster

画像引用:Farcaster公式X

Farcasterは分散型SNSプロトコルで、元Coinbase幹部の2人、Dan Romero氏とVarun Srinivasan氏によって立ち上げられました。

point 分散型SNSとは

分散型SNSは、ブロックチェーンを基礎に構築されたSNSです。従来のSNSと異なり、中央管理者がおらず、分散化されたシステムの中で運用されます。プライバシー性能が高く、仮想通貨による報酬などがあるのが特徴的です。

Farcasterはオプティミズム(OP)を基盤としており、SNS構築に必要な機能を提供します。Farcasterを使用するにはアプリケーションが別途必要です。

SNSアプリのWarpcast

Warpcast

画像引用:Warpcast

FarcasterはSNSアプリのWarpcastを公開しており、X(旧Twitter)に似た画面です。iOSとAndroidで利用可能で、Warpcastを通じてFarcasterアカウントを作成して使用します。

著名人が利用するSNS

Farcasterは著名人も利用しています。例えば、利用者としてイーサリアム(ETH)創設者のヴィタリック・ブテリン氏や、Uniswap創設者のアダムズ・ヘイデン氏などの名前が挙げられています。

X(旧Twitter)での評判

Farcasterはユーザー数が急増し、大手仮想通貨(暗号資産)メディアに取り上げられています。2024年1月26日に新機能「Frames」が実装されており、これが主な要因の模様です。

XでもFarcasterが話題となっており、仮想通貨界隈のインフルエンサーがFarcasterを紹介しています。

関連トークンの価格が高騰

Farcasterは分散型SNSとして注目を集めているものの、ネイティブトークンを発行していません。このため、関連トークンの価格が高騰しています。

例えば、Farcasterコミュニティの象徴的なNFTコレクション「Farcaster OG」のフロアプライス(最低落札価格)は、およそ5.5ETHにまで高騰しました。

OpenSeaにおけるFarcaster OGの価格

画像引用:OpenSea

加えて、Farcaster上でコミュニティにエアドロップされたDEGENの価格は、2024年1月後半から大きく上昇しました。売りに押される場面があったものの、全体としては価格を大きく上げています。

仮想通貨DEGENと米ドルの価格チャート 仮想通貨DEGENと米ドルの価格チャート

画像引用:DEXTools

point DEGENとは

DEGENはFarcasterコミュニティから誕生した仮想通貨で、Base上のERC-20トークンとして発行されています。BaseおよびFarcasterの開発者やクリエーター、ユーザーなどの支援目的で発行されました。

Farcasterの将来性

Farcasterの将来性を判断する材料として、いくつか挙げられます。

  • アクティブユーザー数が増加中
  • エアドロップへの期待

アクティブユーザー数が増加中

Farcasterのアクティブユーザー数は2024年1月末以降に増加しました。ブロックチェーン情報ポータルのDuneによると、Farcasterの日間アクティブユーザー数は直近の最大値で4万人を超えています。

Farcasterの日間アクティブユーザー数

画像引用:Dune

エアドロップへの期待

Farcasterはネイティブトークンを発行せず、Warpcastユーザーに「WARPS」と呼ばれるポイントを配布しています。購入したりクエストをこなしたりして獲得可能です。

FarcasterはWARPSに関して詳細を発表していないものの、仮想通貨コミュニティではWARPS保有者に何かをエアドロップするとの予想もあるようです。

point エアドロップ

エアドロップとは仮想通貨の無償配布を指します。知名度向上などを目的として新規プロジェクトが実施する例が多く、仮想通貨をもらうには公式ツイッターをフォローすることなど一定の条件がつく場合もあります。

Farcasterの特徴

Farcasterの特徴として、次の3つが挙げられます。

  • Framesで幅広い利用が可能
  • 2種類のユーザーネームが選択できる
  • 多数のSNSアプリが利用できる

Framesで幅広い利用が可能

Framesを使うと、Farcasterでのキャスト(投稿)に下の例のような機能を追加できます。

  • 投票
  • ギャラリー
  • NFTのミント
  • 仮想通貨のスワップ
  • ゲーム

2種類のユーザーネームが選択できる

Farcasterはイーサリアムのウォレットアドレスにユーザーネームを紐付けてアカウントを生成し、ユーザーは2種類のユーザーネームを選択できます。

  • オフチェーンのユーザーネーム
  • オンチェーンのユーザーネーム

オフチェーンのユーザーネームはFarcasterによって管理され、無料で利用可能です。その一方、オンチェーンのユーザーネームはENSによって発行されるので、料金を支払う必要があります。

point ENSとは

ENSは、イーサリアム・ネーム・サービス(Ethereum Name Service)の略称です。既存のドメインネームサービスのように、イーサリアムのウォレットアドレスに任意の名前を割り当て、覚えやすい形での利用を可能にします。

多数のSNSアプリが利用できる

Farcaster上には多数のSNSアプリがあり、ユーザーはお好みのSNSを選んで利用可能です。Warpcast以外にも、Supercast・Yup・FarcordなどのSNSアプリがあります。

利用時の注意点

Farcasterを利用する上での注意点として、以下の3つが挙げられます。

  • データ保存に費用がかかる
  • Warpcastは有料である
  • Warpcastの利用が推奨されている

データ保存に費用がかかる

Farcasterの利用は無料ではありません。年間最低7ドルのストレージ代のほか、ガス代を負担する必要があります。

ストレージには以下のユーザーデータが保存されます。

  • キャスト(投稿)
  • リアクション(いいね等)
  • リンク(フォロワー等)
  • プロフィール
  • イーサリアムのウォレットアドレス

保存容量には上限があり、追加で費用を支払うと、より多くのデータを保存できます。

Warpcastは有料である

Warpcastは有料アプリであり、コストは年間5ドルです。

Warpcastの利用が推奨されている

Farcasterには、Warpcast以外にも複数のSNSアプリがあります。しかし、Warpcast以外については安全性が確認されていないことなどを理由に、公式アプリであるWarpcastの利用が推奨されています。

X(旧Twitter)の代替サービスとなり得るか

2022年にイーロン・マスク氏がXを買収して以降、代替サービスを模索する動きが顕在化しました。その流れを受けてDamusやPhaverなどが誕生しましたが、いずれもXに代わる地位を確保できていません。

Farcasterは著名人による利用や新機能の実装で注目を集めており、Xの代替サービスとなり得るでしょうか。今後も分散型SNS界隈のトレンドには注目です。


Date

作成日

2024.02.19

Update

最終更新

2024.02.22

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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